中2英語教科書 サンシャイン2 プロクラム7 パート3 授与動詞の導入

中2英語教科書 サンシャイン2 プロクラム7 パート3 授与動詞の導入

 

2021年2月28日 安倍

 

■ここで学ぶ文法のポイント

「授与動詞(じゅよどうし)」という特殊な動詞の1群がある。

授与動詞は、後ろに「人+モノ」の語順をとる。

つまり、「授与動詞+人+モノ」の語順

この順序を変えてはダメだ。

どれか1つを欠いてもダメだ。

授与動詞とは、人にモノをあげる動詞で、代表選手はgive(与える)である。

しかし、「あげる動詞」はgiveだけじゃなくて、次の動詞もあげる動詞だ。

  buy+人+モノ   人にモノを買ってあげる

  tell+人+モノ    話してあげる

  send+人+モノ   送ってあげる

  show+人+モノ   見せてあげる

 

※文法用語では、これを「第四文型」と言ったりする。ただし、この第1とか第4とかは、誰かが勝手に決めたもので、何か必然性があるものではないよ。

 

※また文法用語では、これを「SVOO」と言ったりする。Sとは主語、Vとは動詞、Oとは目的語という意味だ。目的語を2つ取る動詞と言える。

 

教科書71ページの例文

I will give her a present.  僕は彼女にプレゼントを送るよ。

My uncle bought me a book. おじさんは僕に本をくれた。

My grandfather often tells me interesting stories. 祖父は僕によく面白い話を教えてくれる。

Let’s send her a birthday card. 彼女に誕生日カードを送ろうぜ。

I’ll show you some pictures. 僕はあなたに何枚か写真を送るよ。

 

■授与動詞の訳し方

「主語+授与動詞+人(〜に)+モノ(〜を)」は、人やモノがわかるように「〜に」「〜を」という助詞をつけて訳すこと。英語には方向を示す助詞がない。けれども、語順(単語を置く場所)で、助詞を示している。

だから、語順を助詞に変換してあげないと変な訳になったちゃうよ。

 

(助詞抜かした例)

I will give her a present.  僕、彼女、プレゼント、送るよ。

なんとなくわかるけど、今ひとつはっきりしないね。

ちゃんと、主語の助詞(〜は)、贈られる人の助詞(〜に)、贈り物の助詞(〜を)をつけてね。

 

間違ったところにつけちゃいけないよ。たとえば、

僕(に)、彼女(は)、プレゼント(を)、送るよ。

これは文としては正しくても、完全に意味が変わってしまうよね。

日本語は助詞があるから、語順が適当でも意味が通じる。

でも、英語は助詞がないので、語順で文中の役割を示している。

このことを忘れないように。

 

では、最後に訳の練習をしておわりにします。

(教科書の例)

どれが人で、どれがモノかわかるかな?

Ms. Brown will give me some pictures.

My father bought me a camera.

Mom, tell me a story, then I’ll go to bed.

I will send her a letter tomorrow.

Could you show me the map?

My sister gave me a dictionary.

 

(本文からの例)

マハートマの例文です。

I can give all the street children food, clothes, medicine, and love.

We must give the earth a future.

 

おわり

 

中二英語 サンシャイン2 プログラム7 パート2 重要語句解説

中二英語 サンシャイン2 プログラム7 パート2 重要語句解説

 

2021年2月26日 安倍

 

■重要語句解説

a new T-shirt  発音がティーシャトです。シャツではありません。

 

give-gave-gave  発音はギブ・ゲイブ・ゲイブ。ガヴと読まないこと。

意味は「~をあげる」という意味。

 

cool 発音はクーみたいに。 

  意味は「かっこいい」(涼しいの意味もある)

 

really  発音はリアリー。意味は「本当に」

 

a big event  イベントはアクセントが「後ろのe」にある。

   意味は「催し物」

 

my life  ライフは「人生・生活」の意味がある。

  ここではどちらで解釈しても正解。

 

become-became-become  ビカム・ビケイム・ビカム 

  「~になる」このレッスンの中心となる単語。

 

■名詞句の訳し方の話

(1)a lot of 【chances】 (2)to talk with people (3)around the world.をどう訳す?

 

これはチャンスに対して、「前後に」修飾語句がついている。

「前後に」修飾語句があった場合には、「後ろ」の修飾語句から訳す。

次に、前にある修飾語を訳して、名詞につなげる。

 

「(3)世界中の」は前のpeopleを修飾する。

 

よって(3)+(2)でひとまとまり。「世界中の人々と話す~」

 

次に前の修飾語句(1)を訳す。 「たくさんの~」

 

(3)+(2)+(1)→【chances】の順で訳す。

「世界中の・人々と話す・たくさんの・チャンス(機会)」

 

が正しい訳です。

 

I always say  alwaysは頻度(ひんど)の副詞。動詞の前に置く。

 

■修飾語句は何を修飾しているか見極めよ、という話

 

【People】 (1)in one country 【can’t live】 【a day】 (2)without the help of people (3)in other countries.

 

まず、文の骨格をなす主語と動詞を見極めよ。

骨格は、【】でくくった。「人々は・一日を・生きられない」

 

かっこ(1)は、前のpeopleを修飾する。「1つの国の人々は」

このように、英語は修飾語は長くなると後ろに置くが、日本語はどんなに長くても前に置くことに慣れること。

 

(3)は直前のpeopleを修飾する。「他国の人々は」

(2)+(3)で直前のa dayを修飾する。

  「他国の人々の助け無しでは」

 

注意したいのは、この(2)+(3)は、直前のa dayを修飾しない。

動詞【can’t live】を修飾している。

「他国の人々の助け無しでは、生きられない」

 

※まとめ

前置詞+名詞は、いつも1つに扱う。

1つになって意味のまとまりを作るからだ。

 

前置詞+名詞のことを、前置詞句と呼ぶ。

句というのは、2語以上の単語の集まりを呼ぶからだ。

 

前置詞句は、直前の名詞を修飾するか、動詞を修飾するか、のどちらかだ。

前者を「形容詞の働きする」といい、後者を「副詞の働きをする」と呼ぶ。

 

※まとめのまとめ

前置詞句は、いつも形容詞か副詞として機能する。

 

without  ウィズアウト 

  アクセントは後ろのアにある。「~なしでは」

 

for example  文の間に挟まっている。こういうのを挿入句と言う。挿入されていても、訳す時は文頭で訳すよ。

「例えば、日本に住む人々は~」

 

think of~ 熟語。

  「~について考えをめぐらす」「~をよく考える」という意味。

 

think about~と同じ意味だが、aboutの方が一生懸命さが出ている。

 

■when節の訳し方

(2)People in Japan, (1)for example, (5)must think of (4)people in China (3)when they wear clothes.

この文を日本語にする時は、上の順番で訳さなければならない。

 

(1)「たとえば」 挿入句だから一番最初に訳す。

(2)「日本に住む人々は」 主語には「は」をつけよ。

(3)「彼らが服を着る時は」 一番後ろから訳す。

(4)「中国に住む人々を」 戻りながら訳す。

             目的語には「を」をつけよ。

(5)「思いめぐらさなければならない」 最後は動詞で訳が終わる。

 

※英文の訳し方は、

「主語を訳した後は、後ろから順に戻りながら訳す。」です。

 

clothes  クロウズ 「衣服」の意味。clothクロースは「布」

 

also  オーソー  「~はまた(・・・しなければならない)」

 

China  チャイナ 中国

 

Africa  アクセント注意。アッフリカと「ア」が強い。

 

South Americaサウスアメリカ アメリカは「メ」が強い。

 

以上です。

中二英語教科書 サンシャイン プログラム7 パート2 becomeの導入

プログラム7 パート2 文法解説

 

■ここで学ぶ文法事項

第2文型の発展型

 動詞become(〜になる)、look(〜に見える)、sound(〜に思われる)の導入

 

■説明を始めます

 

これまでに「AはBだ」という説明する動詞、be動詞を習った。

He is a student. 彼は学生です。

He is cool. 彼はかっこいい。

 

今回はこれを発展させて、be動詞の仲間の動詞を学ぶ。

 

ところで、 「be動詞の仲間」とはいったいどんな特徴を持つのだろうか?

 

be動詞の特徴は、

A is B. (AはBです。)という形をとり、「BがAの説明をしていること」にある。

 

英文法では、説明をしている語のことを、「説明を補う語」という意味で「補語」と呼ぶ。

 

したがって、動詞のうち、「補語を取るのが、be動詞の仲間の証拠」といえる。

 

説明を補う語、すなわち補語には、名詞や形容詞が入る。

 名詞の例 He is a student. 彼は学生です。

 形容詞の例 He is cool. 彼はかっこいい。

 

では、play(〜を演奏する)やhave(〜を持つ)やsee(〜を見る)はbe動詞の仲間ではないのだろうか?

 

例 He plays the violin. 彼はバイオリンを弾く。

 「バイオリン」は「彼」を説明していない。つまり彼の性質なんかではない。

 

じゃあ、violinのことを文法用語では何というのだろうか?

文法用語では、playの後ろの単語は、「目的語」と呼ぶ。

今、バイオリンはplay(〜を弾く)という動詞の対象(〜を)になっている。

動詞の対象になることを、「動詞の目的語になっている」と呼ぶ。

 

(まとめ)同じ単語でも、どんな動詞の後ろに置かれるかで機能が違う。

 

目的語  動詞の対象となる語

   He plays the violin.  彼は「バイオリンを」弾く。

   「彼」=「バイオリン」ではない。

   「バイオリン」は、「弾く」という動作の対象語(すなわち目的語)になっている。

 

補語  主語の性質を説明する語

  This is the violin.  これは、「バイオリン」です。

   「これ」=「バイオリン」である。

   「バイオリン」は、「これ」の内容を補足している。

   つまり、主語を説明する語=補語になっている。

 

では、be動詞の仲間にはどんな動詞があるのだろうか?

つまり、説明語を取る動詞といってもよい。

または、補語を取る動詞といっても同じことだ。

 

■be動詞の仲間は2種類ある話

 

1つは、「〜になる」という変化を表す動詞である。

「AはBになる」という意味なので、ここでもやはり、補語Bは主語Aを説明する語であって、動作の対象になっていはいない。

 

代表選手はbecome(〜になる)である。

A become B.という形で、AがBに変化することを表す。

Bの部分には名詞や形容詞が入る。

なお、変化はbecome(ビカム)-became(ビケイム)-become(ビカム)となる。

 

He became a teacher. 彼は先生になった。

He became famous.  彼は有名になった。

 

今は扱わないが、「どんな風になるか」で、実は他にもいろいろと動詞が用意してある。

 

有名なget(〜になる)だけ紹介しておく。

 

「get+形容詞」で「〜になる」だ。

get sick 病気になる

get dark 暗くなる

 

「get+名詞」だと「〜を得る」だ。

「〜をゲットする」なんて言うよね。

 

次は五感を表す動詞だ。

A look B  AはBに見える。

A feel B  AはBのように感じる

A taste B  AはBの味がする。

A smell B  AはBの匂いがする。

A sound B  AはBの音がする。

 

この中で特に大事なのが、2つ。会話では多用する。

A look B  AはBに見える。

A sound B  AはBの音がする。

 

特にsoundは「〜の音がする」から発展して「〜に聞こえる」になり、

さらに発展して「(聞いた結果)〜に思われる」となり、よく使われる。

 

It sounds great!  すごいね!

 

しょっちゅう使うものだから、常に主語が省略されて、

Sounds good.  いいね!

 

などは会話の定番表現。

 

look(〜に見える)は、少し注意が必要だ。

「〜を見る」はlook atとatを入れる。

 

熟語の「〜を探す」は、look forとforを入れる。

 

何もつかないlookは「〜に見える」だ。今回の学習テーマ。

 

She looks happy.  彼女は幸せそうに見える。

Judy looks excited.  ジュディーはワクワクしているように見える。

Mary looked sad.  メアリーは悲しそうに見えた。

This bag looks useful.  このバッグは便利そうに見える。

Tom looks tired.  トムは疲れているように見える。

 

(まとめ)

be動詞の仲間の動詞を学習した。

be動詞とは説明語(補語)を必要とする。

同じような動詞には、

「〜になる」 become

「〜に見える」 look

「〜に思われる」 sound

この3つが重要で多用される。

 

(発展)

becomeは後ろに名詞と形容詞のいずれもOKだ。

 become+「名詞」 She became a doctor.

 become+「形容詞」 She became famous.

 

ところが、look(〜に見える)とsound(〜に思われる)は、名詞を直接取れないので、like(〜のように)を挟む。

 

He looks happy.  彼は幸せそうだ。

He looks like a movie star.  彼は映画俳優のように見える

 

sound(〜に思われる)も同じ。

名詞をとならlike(〜のように)を使う。

 

That sounds interesting to me. それは面白そうだ。

 Sounds like a good idea. いい考えのようですね。

 

発展のまとめ

「〜のように見える」

  look 形容詞  (look like 名詞)

「〜のように思われる」

   sound 形容詞  (sound like名詞)

 

(蛇足)

「〜になる」はbecomeを使ってよいが、「〜になりたい」という時は、

want to becomeとは言わずにwant to beと短くbeを使うほうが多い。

 

I want to be a soccer player.

僕はサッカー選手になりたい。

 

本当に、おわり。

 

中二 サンシャイン プログラム7 パート1 重要語句解説

中二 サンシャイン プログラム7 パート1 重要語句解説

 

2021年2月22日 安倍

 

wish ウィッシュ 名詞で「願い」  動詞で「~を願う」

 

finish   フィニッシュ 「~を終える」

  後ろに動詞を取る時は、必ず動名詞に代えて入れること。

  同じ名詞用法も不定詞は取らない。

  だから、finish doing(~をし終える)で暗記する。

 

any hobbies

  疑問文・否定文ではsomeはanyに置き換わる。(some-any交替)

 hobby(趣味)  yにsはつかないから、「yをiに代えてes」を。

 

play tennis 

   playは、スポーツにtheは不要。楽器にはtheが必要。

  play the gutiar

 

How about ~?  ~はどうですか。(調子を尋ねる)

 

I like playing tennis too.

  too(~も)は、「テニスをすることも」、「僕も」という二つの解釈が可能。どちらかは、前の文をみないとわからない。前の文からの流れで決まる。「私はテニスを楽しんでいる」と言っているので、ここは「僕も」

 

Then

   文頭のthenは、「次に」とか「それじゃあ」という順序の意味。

 「その時に」という意味は、文尾にある時。

 

some day

   離して書いても、somedayと書いても同じこと。

 未来(または過去の)「いつか」

 

let's

  let usの短縮形。意味は「~しよう」

 次に動詞の原形を取る。Let's go to the park.

 

fix 「~修理する」

 

the environment ジ インバイロンメント 

 アクセントは「アイ」で、「その環境」(つまり地球の環境)

 

stop breaking it

   stop ~で「~を止める」

 目的語の位置には、不定詞はダメ。動名詞だけOK.

 だから、stop doing(~することを止める)と暗記。

 

■「言う」にはいろいろとある話

 

said A to B

  まず、発音は「セッド」。「セイド」じゃないよ。

 say(セイ)-says(セッズ)-said(セッド)

 2つ目から「イ」は消える。

 

 次にsayは目的語を1個しか取れない。

 say ~(~を言う)という意味。

 「誰々に」を言いたければ、say A to Bと「to B」をつける。

 

 この点がtell(言う)と決定的に異なるところ。

 

 tellは「いつも人と話題の2つ(の目的語)を並べる」動詞。

 tell someone somethingと使う。「~に~を言う」

 

 talkは、目的語は1個も取れない。

 だから、ヒトと話題を取りたいなら、それぞれ前置詞をつける。

 talk (with 人)(about 話題) ~と~について話す。

 このパートのあとで出てくるよ。

 

 まとめ

 同じ「言う」でも3つは目的語の数が違う。

  talk 目的語なし

  say 目的語1個

  talk 目的語1 目的語2

  これで使い分ける。

 

leader(s) 「リーダー達」 sは有声音(アー)の後だから「ズ」

 

in 1992  年号は2つに分割して話す。19と91と読む。

 つまり、nineteen(ナインティーン)とninety(ナインティ)

 「なんとかティーン」は、「ティーン」にアクセントがある。

 「なんとかty」は、「なんとか」にアクセントがある。

 だから、これは、●○○●みたいに話す。(●は弱く、○は強くの印)

 

the earth ジ・アース 「地球」  

固有名詞だから本来は大文字でthe Earth。

しかし、多用されるため、the earthもthe Earthもあり。

他の天体と比べる時は、the Earthにする。

 

She also said,” 発言内容“.

alsoがくせ者。副詞で「~もまた」という意味。

上のsheにかかるのか、発言内容にかかるのか、文脈で判断。

この場合は、前に発言があるので、「彼女は、~ともまた言った」となる。同じ意味tooやas wellもあるが、alsoが堅い語。

 

(a) part of~ 重要熟語 「~の一部」

aが省略される傾向にある。特に前にallがあるから、意味的にくっつけにくい。

 

part of a big family  「1つの大きな家族の一部」

読み方が問題。part of aまでを1つの語のように

読む。パートオバ

 

She thought / that SV. that節の読み方に注意。

 このthatは「あれ」ではなく、接続詞「~ということ」

 thoughtのためではなく、後ろの文のためについている。

 だから読む時の切れ目は、thought / thatとなる。

 

think-thought-thought

 thの発音に注意。スでもスィでもないよ。日本語にない音。

 練習必要。

 

lifestyle(s) ライフスタイル 「生活様式

 最後のLの音は半母音という母音扱い。

 母音は、有声音。有声音で終わっているからsはズ。 

 

plant(s) プラント・プランツ 「植物」

 

to save the animals and plants

 「動物や植物を救うために」不定詞の副詞用法(~するために)

 文尾にあるから、副詞用法と判断する。

 

later レイター 「後で」

years later 実は生徒は訳しにくい単語。

 「数年」+「後で」=「数年後に」となる。

 

start doing  「~し始める」 

  startは不定詞でも動名詞でもどちらも取れる。

 

talk about話題

 talkは自動詞。目的語を取れない。

 どうしても「~について」「~と」と言いたいときは、前置詞を使うこと。よって、「talk with人」と「talk about話題」は暗記しておく。

 

belief(s) ビリーフ・ビリーフス

 「信念」 語末のfは無声音。

 よって、sも無声音「ス」で発音する。

 

again アゲイン 「再び」 時間の副詞

 

Severn セヴァーン 人名

 人名にもアクセントがある。セにアクセント。

 

the Earth Summit ジ・アース・サミット

 地球環境サミット

 

Rio 発音はリーオウ

 

以上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

中2英語教科書 サンシャイン プログラム7 パート1 動名詞の解説

プログラム7 パート1 動名詞の導入 文法解説と重要語句解説

 

2021年2月18日 安倍

 

■このパート1で学ぶこと

動名詞(どうめいし)

 

■ 動詞にingをつけた形には、実は2つあるという話から

 

動詞にingをつけるとing形ができますが、働きによって2つに別れます。

 

形は1つ。

例)play+ing=playing

 でも、これだけでは、訳しようがない。

だって、2つ働きがあるから。

働きは文中の使われ方で決まる。

 

1つは「現在分詞」、もう1つは今回習う「動名詞」というものです。

 

1 現在分詞

現在分詞は、さらに2つの働きを持ちます。

持ちますが、前者は無視、後者だけ意識してください。

 

1つは、be動詞と現在分詞で、進行形ができます。

例) He is playing the guitar.

  彼はギターを引いているところです。

 

でも、これはいつもそんなに重要ではありません。

現在分詞なんて意識していなくても、これまでに「be+動詞のing形」で進行形と学んできました。

 

もう1つは、名詞に前後に置かれると、その名詞を修飾する働きを持ちます。

例) a swimming boy

    泳いでいる少年

 

 こっちの用法は大事です。

英語が読めるかどうかの分かれ道になります。

 

意味は進行形のように「〜している」と訳します。

例) a dancing girl

   踊っている少女

 

■ 次はいよいよこのプログラムで習う「動名詞」の解説です。

 

動名詞(どうめいし)とは、動詞から作った名詞という意味です。

なんか、安直な名前ですね。

動詞から作っているのに、ingをつけただけで働きもすっかり「名詞」です。

だから訳は「〜すること」と訳します。

 

例)

learning English 英語を学ぶ「こと」

 

この場合、learningは現在分詞ではありません。

意味で区別します。

もし現在分詞なら「教えている英語」になり、意味として不適格です。

だから、動名詞「〜すること」と訳す。

 

teaching Japanese to children 子どもたちに日本語を教えること

 

この場合もteachingは現在分詞ではありません。

現在分詞と判断すると、意味が「教えている日本語」という意味ができあがり、意味として不適格です。

だから、動名詞です。

「〜すること」なら意味がフィットします。

 

■現在分詞と動名詞の見分け方

 

 

分詞とは、動詞と形容詞の性質を「半分ずつ分けて持つ」ということで「分詞」とつけられました。つまり、分詞のいちばん大事な用法は、形容詞と同じように名詞を修飾することです。

 

※分詞とは、動詞から作った形容詞のこと

例) a swimming boy  「泳いでいる」少年

swimmingはboyを修飾する。

 

動名詞とは、動詞から作った名詞のことです。

例) swimming in the river 「川を泳ぐこと」

swimmingはinを修飾しません。

swimming〜riverまで、全体として名詞の働きをします。

 

似ているように見えますが、

分詞は常に名詞の前後に置かれて「〜している・・・」と修飾します。

 

一方、動名詞は、名詞の振る舞いをするので、かならず文の主要素になります。

文の主要素になるとは、主語、目的語の位置に入るということです。

分詞が主語や目的語の位置に入ることはできません。

 

■ 動名詞は文中でどこに入るか?

 

例)主語になっている例

  Swimming in the river is fun.

  その川を泳ぐことは難しい

 

例) 目的語になっている例

  I like swimming in the river.

    僕は「その川を泳ぐこと」が好きだ。

 

※ただし、「もともと動詞から作って他の働きをするようになった」という点では同じなので、同じ動詞という親から生まれた子供みたいなものです。

 

したがって、分詞も動名詞も動詞から作られて、まだ半分、動詞の働きを持っているということで「準動詞」と名付けます。

 

なお、前のプログラムで学んだ不定詞も動詞にtoをつけて作っているので、準動詞といえます。

 

動詞から作られて他の品詞の働きをする3兄弟

 長男 不定詞  

 次男 分詞  

 3男 動名詞

 

動名詞のまとめ

動名詞の形 動詞+ing

動名詞の意味 「〜すること」

動名詞を含んだ全体のフレーズは、いつも主語や、目的語になる。

 

■準動詞のまとめ

動詞をもとにして作ったのに、いつのまにか他の品詞の働きをするようになった三兄弟をまとめて置きます。

 

番号  名前  形       働き

1   不定詞 to do        名詞と同じ働き 形容詞と同じ働き 副詞と同じ働き

2   分詞   doing 現在分詞    形容詞と同じ働き

         done 過去分詞       

3   動名詞 doing                名詞と同じ働き

 

■働きが同じでもちょっとした違いがある話

上の表で、働きが同じ箇所が2箇所あった。

1つは、「名詞と同じ働きをする」不定詞と動名詞だ。

2つ目は、形容詞と同じ働きをする「不定詞」と「分詞」だ。

 

■2つ目から話をしよう。

不定詞と分詞は、働きが同じでも意味のニュアンスが違うので、きちんと使い分けること。

 

不定詞は「(一部始終)〜する・・・」という意味だ。

例) homewok to do today 今日する宿題

 

現在分詞は、「〜している・・・」という進行形みたいな意味だ。

例) a talking lady おしゃべりをしているご婦人

 

過去分詞は、受動態みたいに「〜された・・・」という意味だ。

例) a broken window  壊された窓

 

■名詞用法の不定詞と動名詞は同じことだ

不定詞の名詞用法は「〜すること」と動名詞「〜すること」は、基本的には同じ意味。

だから、取り替えて使ってよい、と理解しよう。
(中学生には関係のないレベルで、実はほんの少しだけ違うのだけれど、今は無視)

 

■働きが同じなので、不定詞と動名詞は取り替えて使ってよい。

 

例)主語になる場合

To finish this job is difficult.

Finishing this job is difficult.

この仕事を終える「こと」は、難しい。

 

例) 目的語になる場合

I like to play tennis.

I like playing tennis.

僕はテニスをする「こと」が好きだ。

 

不定詞と動名詞は取り替えて使ってよいはずなのにダメが場合がある。

 

上で見たように、不定詞と動名詞は取り替えてよい。

どちらも「〜すること」という名詞の働きをするからだ。

どちらも主語に使っても、目的語に使ってもよい。

そして、どこに使おうと意味に変化はない。

 

動詞の後ろの名詞のことを目的語と言うのだが、

本来、目的語には、名詞、動名詞不定詞どれでもよいはずだ。

 

例) どれでもよい実例

名詞 I like an apple.       appleは名詞

動名詞 I like studying English.  studying Englishは動名詞

不定詞 I like to study English  to study Englishは不定

 

ところが、英語の動詞にはちょっとした癖があって、後ろに

1 不定詞だけを取る動詞  

want to, hope to(want doing, hope doingとはいわない)

 

2 動名詞だけを取る動詞  

stop doing, finish doing, enjoy doing

(stop to do, finish to do, enjoy to doとは言えない)

   

3 両方取るし、意味も変わらない動詞

like to do, like doing どっちをとっても同じ意味。

〜することが好き

 

4 両方取るが、どっちを取るかで動詞の意味が変わってしまう動詞

forget to do  「未来に〜しようとすること」を忘れる

forget doing  「過去にもう〜してしまったこと」を忘れる

  ※forgetの意味が変わるのではなく、to do, doingの部分が変わってしまう。

 

の4種類に分類される。

 

動名詞だけしか取れない動詞に要注意

 

動名詞とはどんなものか、どんな働きをするかはわかったと思う。

最後に、動名詞しか取れない動詞は暗記してしまわなければならない。

どう暗記するかと言うと、意味と一緒に形をセットで覚えること。

教科書に出てくるものを紹介しよう。

数はそんなに多くないので、中学生は次の3個だけ要注意していればよい。

 

〜することを楽しむ  enjoy doing

〜することを止める  stop doing

〜することを終える  finish doing

この3つだけでよろしいです。

(高校に入ると、あと5つ追加するだけです。)

 

あの〜。わたしなんか、小難しい理屈を述べているような印象を与えているかも知れませんが、ちゃんと教科書で70ページで解説していることですからね。

教科書はわざと目立たないように小さな文字で、私はしっかり理解して欲しいので、何度も繰り返し述べているだけです。

 

不定詞だけしか取れない動詞にもちょっと注意しておこう

 

実は不定詞だけしか取れない動詞は結構数が多いんですよ。

 

でも中学生は、なんとなく「未来に向かって心の動きを表す動詞」とおぼえておくとよいでしょう。というのも、実は不定詞と動名詞は同じだと言ったんですが、微妙に違うところがあって、不定詞のtoというのは、もともと前置詞のto(〜の方向へ)から発展したものなので、「未来を志向する」動詞とくっつきやすいのです。

 

(心の動詞)

want to do   〜したい

hope to do  〜することを希望する

expect to do  〜することを期待する

 

■どっちでもいいものにもすこしだけ注意

教科書にどっちもOKな動詞が忍ばせてあるので、しっかり意識しよう。

like to do, like doing 〜することが好き

start to do, start doing 〜し始める

begin to do, begin doing 〜し始める

 

■おまけ 前置詞の次は絶対に動名詞を入れる!

 

省略しようと思っていたのですが、教科書70ページにちゃんと書いているので、解説しなくてはなりません。

 

まとめながら書いて行きます。

 

不定詞の名詞用法の意味は「〜すること」

動名詞は名詞用法しかもたない 意味は「〜すること」

 

普段は交換してもよいのだけれど、

動名詞しか入れない場所が2箇所あるから、要注意

 

1箇所目

1つは、動名詞だけを従える動詞 finish, enjoy, stopの3つ。

頭文字をとってFES(フェス)と覚えよう。

動名詞を取る動詞は、お祭りfes(tival)だ。」みたいに。

 

2箇所目

もう1つは前置詞の後ろの位置。

この位置も前置詞の目的語と言います。

 

例)with you 君と一緒に

withが前置詞で、youがwithの後ろにあるから「withの目的語」になっている、というよ。

 

さて、目的語は名詞ならなんでもいいはずなんだけど、不定詞はいれちゃいけない。

動名詞だけ入れてよい。

 

withoutという前置詞があるよ。

意味は「〜なしで」という意味だ。

 

名詞の例)

君なしで  without you

 

動詞の例)

さよならを言うことなしで

=さよならも言わずに

 

without saying good-byeはOK

without to say good-byeはダメ。そうは絶対に言わないし、言えない。

 

これもなぜか?を聞くとすぐに理解できるよ。

さっき、to不定詞のtoって、数百年前までは、動詞につく不定詞じゃなくて、「〜の方角へ」という方向を表す前置詞だったんだ。「to+名詞」という前置詞から発達して、「to+動詞」という不定詞になったんだ。

 

英語の大事なルールに、前置詞は2つ並べて使ってはダメよ。というルールがある。

2個連続すると、どっちがどっちでわからなくなっちゃうからだ。(多少の例外あり)

 

例)

I went to from Tokyo. 「私は東京へ、から行った。」

これじゃ、わからなくなっちゃうよね。

だから、「前置詞と名詞は1つずつくっつける」という暗黙のルールがある。

to Tokyo 東京へ

from Tokyo 東京から

とはっきりさせなくちゃいけない。

 

前置詞withoutと(もとは前置詞だった)不定詞のtoが、つながって見えるから混乱のもとになるので、前置詞は入れないで、動名詞だけ入れるようになった。混乱がないからね。

 

だから、教科書のこんな例文が載っているよ。

Thank you for coming to my birthday party.

僕の誕生会に来てくれた「こと」に対して君に感謝を言うよ。

(簡単に言うと、「誕生会に来てくれてありがとう」となるよ)

 

下線部の部分は動名詞だ。

forの次にはいるから、絶対に動名詞にしなくっちゃいけない。

絶対に不定詞を入れちゃダメだ。

 

これを学校では普通、

「〜のことは、ありがとう」は、「Thank you for 名詞」って言うか、または「Thank you for doing」って動詞を入れたかったら、doingにして入れてね。と教える。

結論だけ教えることは悪いことじゃない。すっきりして気持ちのいいものだよ。

 

だけど、理屈(=基礎的英文法)を知らないと応用がきかない。

1 He went out without (say) good-bye.

2 He is looking forward to (see) you.

どちらも入試問題で問われる基本問題だけど、「前置詞の次は動名詞」と知っていれば、正解がsayingとseeingとわかる。特に2の文のtoは「方向を表す前置詞」だからね。to不定詞のtoじゃないんだ。だから、両方の問題が統一的に説明されるし、覚えやすい。

 これをその場しのぎで、「これとこれは、理屈抜きで暗記ね」と言われると、覚えることが多すぎて、英語がいやになっちゃうよね。

 

終わりにします。

 

2行でまとめます。

動名詞(doing)は、「〜すること」という意味。

動名詞しか取らないFES動詞と前置詞に気をつけろ!

 

中二英語 サンシャイン2 プログラム6 パート2 重要語句解説

中二英語 サンシャイン2 プログラム6 パート2 重要語句解説

 

2021年2月15日 安倍

 

■重要語句解説

 

anywhere  「どこかに(で)」 場所の副詞 だからgo to anywhereとは言わない。

   go somewhere 「どこかに行く」 「go to名詞」「go 副詞」

 

last Sunday 「先週の日曜日」 lastがつくとonはいらない。

  普通はon Sundayだけどね。

 

■英語には2つの別のtoがあるという話

「to名詞」は、「~へ」という方向を表す前置詞のto。

「to動詞」は、不定詞と言って意味が3つあるから自分で決めること。

  I went to Tokyo 「to名詞」 東京へ

  to see my aunt  「to動詞」 おばさんに会うために

 

この場合(教科書に載っているフレーズのこと)は、「文尾に置かれた不定詞」だから「目的」だから、「~するために」

 

じゃあ、次の文  

Why did you go to Shizuoka? の場合、

このgo toのtoはどっちだろうね? わかる?

  ※こんなことをわざわざ言うのは、自分が昔混乱した経験があるから。

   だから徹底的に用語や、語句にこだわって英語を解説してみたいと思う。

 

there 場所を表す副詞 「そこへ」 

  だからto thereは間違い。「そこへへ」になっちゃうよ。

 

go shopping 暗記したい熟語。 go doing「~しに行く」

 

■単語を省略するとピリオドが必要という話

Mt. マウントと発音。mountainの省略形。

  省略した時はその印として、ピリオドを打つ。

       Misterを省略しましたので、Mr.

 

Ms.(ミズ)は、Mrs.(ミセス)とMiss(ミス)を合成して作った新語。

 男女平等社会のために、女性だけ結婚しているかどうかで敬称を変えるのはどうか、という問題が出てために生まれた単語。もともとの形はない。つまり、省略していないのに、ピリオドをつけている。

 Mrs. 発音は「ミシィズ」。Mistress(ミストレス)の略語。だから、ピリオドが必要。イギリスではピリオドを使わない傾向がある。

 Miss(ミス)は、省略していないので、ピリオド不要です。

 

■同じ動詞が自動詞と他動詞で使われる話

1  S walk.  Sは歩く。

2  S walk O. SはOを歩かせる。

1は自分で終わる動詞なので、自動詞。

2は後ろに他人を必要するので、他動詞。

と覚えよう。

言いたいのは、同じwalkでも2の場合は、「~を歩かせる」だからね。

 

次の文の意味わかる?

I went there / to walk my dog.

僕は、犬を歩かせるために、そこに行った。

 

How was A? Aはどうだった?

 

your work experience

イクスピアリアンスは名詞で「経験」

work「仕事」という意味。

だけど、work experienceで「仕事経験」よりも、「職場体験」が似あうと思う。

 

It was hard but exciting.

hardは「堅い」と「難しい」がある。

この場合は、「それは難しかったけど、わくわくした」の意味。

 

■exciteからexcitingとexcitedが作られる話

exciteは動詞で「興奮させる」

人を主語にして「人はわくわくした」は、excitedを使う。

モノを主語にして「モノはわくわくするは、excitingを使う。

一般に、動詞から作った修飾語の場合の使い分けは、

現在分詞は、モノに使う。

過去分詞は、ヒトに使う。と覚えよう。

 

■near hereとhereは違うという話

hereは「ここで」という副詞です。1語で動詞を修飾できます。

nearは前置詞です。後ろに名詞しか取りません。

よって、near hereは「ここの近くに」ですが、一応名詞です。

覚えなくてよいですが、鋭い人はかえって迷う人がいるかもと思って。

(教え子に大学で言語学者になった女子生徒さんがいて、授業中いつも鋭い質問をしてくれていましたので、その子を思い出したのです。)

 

supermarket 

日本語で「スーパー」だけど、英語でsuperだけだと通じない。

スーパーマーケットで、アクセントはスにある。

 

store 発音はストーみたいな感じ。 「お店」

アメリカ用法では、いろんな種類のものを売るのがストア。

特定の品物を売るのがショップ。

フラワーショップ 「お花屋さん」

フラワーストアとは言わない。

 

sell-sold-sold

セル-ソウルド-ソウルド 「〜を売る」

本当はエルの発音だから「セル」ではく「セオ」みたいに聞こえる。

過去形は/u/を入れる。ソールドではなくソウルド。

 

a lot of複数形

「たくさんの〜」は整理して覚えておく。

数えられる名詞の時 many〜  many books

数えられない名詞の時 much〜  much water

a lot ofは万能で、どちらにも使える。

 

■peopleは、形こそ単数形だが、受ける時は複数扱いする。

many young people 多くの若者

three people 3人の人々

複数形(peoples)はもたない。

しかし、意味的に複数なので、動詞は複数形でうける。

Three people were present. 3人が出席した。

Many young people think so. 多くの若者がそう考えている。

 

■to buy foodは副詞用法の不定

to buy foodは文尾にあるよね。

A lot of people came to the store to buy food.

 

文尾にあれば、ほとんど例外なく副詞用法(目的)です。

「食料を買うために、多くの人がその店に行った」

 

■foodは数えられない名詞だから、基本「はだかのまま使う」

それから、foodにはtheやaはいらないのだろうか?

theは「会話する人がお互いにわかっているもの」につける。

だから、「その〜」という意味。

今は特定の食料じゃない単に「食料」といいたいのでtheは不要。

 

食料にaは原理的につかない。

英語の名詞には「数えられる名詞」と「数えられない名詞」がある。

手で握れるものを「数えられる名詞」と言う。

必ず冠詞か、所有格をつけるか、複数形にするか、加工して使う。

つまり、文中では裸のまま使えない。

a pen, the pen, his pen, pensはOKだけど、penのまま文中で使えない。

 

一方、手で握れないものを「数えられない名詞」と言う。

形のない抽象的なもの。愛、平和、親切など

love, kindness, peaceなど

形はあっても気体、液体、粉など一定の形を持たないもの。

空気、水、食料、金、銀、など

air, water, food, gold, silverなど

これは、複数形を持たないし、aはつかない。

文中ではだかのまま使ってよろしい。

ただし、2回目出てくる時はthe(その)はつける。

 

■sometimesとsometimeはSの違いだけど、大きな違いという話

sometimes サムタイムズ 副詞「時々」

sometime サムタイム 未来か過去の「いつか」

中学生でsの発音をしない人多いですから注意。

 

■often

オフンとtを抜かして発音します。

ただし、米国人はオフトンと言う人がいます。

「ときどき」

 

■頻度の副詞は美女の後ろ、動詞の前に置く。

副詞って、動詞を修飾するものを指すよ。

 

種類が多いので意味で分類するよ。

「時間」today, tomorrow, yesterday

「場所」here, there, at school, in the room

「様態」hard(一生懸命に)easily(簡単に)

「頻度」often(よく)、sometimes(時々), always(いつも)

 

大事なことは、副詞は動詞のあとに「どんなふうに」「どこで」「いつ」と

「どどい」の順序で並べるのが基本だよ。

He did his homework +very hard +in his room +yesterday.

 

ところが、「頻度の副詞」だけは、動詞の前に置くよ。

He sometimes does his homework in the kitchen.

 

「be動詞」と「助動詞」があると、その後ろに置くよ。

だから、「be助」で「美女」と暗記しよう。

美女の後、まるでストーカーだな(笑)

He is sometimes late for school.

彼は時々学校に遅刻する。

 

stand-stood-stood

スタンド・ストゥッド・ストゥッドと発音する

「〜は立つ」という意味

 

to welcome customers

文尾にあるから不定詞の副詞用法(目的「〜するために」)

 

loudly

ラウドリィー

loudは形容詞が基本で「大声の」

in a loud voice「大声で」

(実はloudには副詞もあるけど省略)

loudlyは副詞「大声で」

He talks loudly.

彼は大声で話す。

 

greeting(s)

数えられる名詞「あいさつ」

複数形で「挨拶の言葉」を指す。

 

■openは動詞と形容詞がある話

Greetings open the door to good communication.

 

openは動詞で使っているので、「〜を開ける」の意味。

the door to good communicationのtoは「〜への」という方向の意味。

「よいコミュニケーションへのドア」という意味。

だから「挨拶の言葉は、〜へのドアを開ける」という意味。

 

openは他に形容詞「開いている」の意味もある。

an open window 開いている窓

 

発音はオープンではなくオウプンと「ウ」を入れること。

 

終わり

 

中2英語教科書 サンシャイン2 プログラム6 パート1重要語句解説

中2 サンシャイン2 プログラム6 パート1 重要語句

 

2021年2月14日(日) 安倍

 

■重要語句解説

work  名詞で「仕事」

experience  イクスピアリアンス 「経験」

a work experience program  職場体験プログラム

future  ヒューチャー 「未来」

especially  イスペシャりィー 「特に」副詞

want to 

  発音注意 ウォント・トゥーと切らないで1語のようにウォントゥーと発音する

「〜したい」 口語ではワナと発音される

nursery  ナーセリー 保育所・託児所

a nursery school 幼稚園

stadium ステイディアム 競技場

near the soccer stadium 競技場の近くに

sing-sang-sung シング・セング・サング 歌う

song 歌 名詞

have a wonderful time 楽しい時を過ごす

have a good timeと同じ意味

like-liked-liked ライクは無声音で終わるからedも無声音(トゥ)

play-played-played プレイは有声音で終わるからedも有声音(ドゥ)

enjoy-enjoyed-enjoyed インジョイは有声音で終わるからedも有声音(ドゥ)

almost オーモスト 副詞「ほとんど」

at once 熟語 発音はアッワンス すぐに

like to do 〜することが好きだ 簡単に言うと「〜するのが好き」

to不定詞の名詞用法

 

want to be このbeは「〜になる」の意味。後ろに職業が来ているから。

a nursery school teacher 幼稚園の先生

in the future 熟語 将来

I would like to do 熟語 「(できれば)〜したいのだが」

 want toよりも控えめな表現

take care of 熟語 「〜の世話をする」

children 単数childチャイルド 特別な複数形

 

■ここで学ぶ文法事項

to不定詞の名詞用法「〜すること」

to+動詞の原形(何もつけない形)を不定詞、またはto不定詞と呼ぶ

動詞の前の主語の位置で使ったり、動詞の後ろの目的語の位置で使ったりする。

 

▲主語の位置

動詞の前に置くってことと同じ意味だよ。

To eat a bananas is fun. バナナをたべる「こと」は、面白い。

To watch TV is fun. テレビを見る「こと」は、面白い。

To sing a song is interesting. 歌を歌うことは興味深い。

 

▲目的語の位置

つまり動詞の後ろに置くってことと同じ意味だよ。

I want to eat a banana. バナナを食べたい。

I like to eat a banana. バナナを食べることが好き。

あまりにもよく出るので、次の動詞フレーズは、不定詞なんて意識せずにそのまま暗記です。

want to do (〜したい)

want to be (〜になりたい)

would like to do(できれば〜したい)

like to do(〜するのが好き)

 

▲be動詞の次の位置もto不定詞の名詞用法です

 

英語も動詞は、疑問文・否定文の作り方で2つに分けるよ。

1 be動詞  (語順転倒で疑問文を作る)

2 一般動詞  (助動詞doの助けを借りて、疑問文を作る)

 

そして、同じ動詞のあとでも、

1 be動詞の後ろの位置を、「補語」と呼ぶよ。

2 一般動詞の後ろの位置を、「目的語」と呼ぶよ。

 

不定詞は、補語にもなれるし、目的語にもなれるよ

つまり、どんな動詞の後ろの位置にも来れるよ。

どちらも名詞用法と言うんだ。

だから、訳はどちらも「〜すること」でいいんだ。

 

補語の位置(be動詞の後ろ)

My dream is to be a teacher.

僕の夢は、先生になる「こと」です。

 

目的語の位置(一般動詞の後ろ)

I want to play soccer.

僕はサッカーをしたい。

 

もちろん、主語の位置も名詞用法だったね。(動詞の前の位置)

To play soccer is fun.

サッカーをすることは、楽しいね。

 

(まとめ)

to不定詞の名詞用法と言ったら「〜すること」と訳す。

名詞用法とは、不定詞が

 1 主語になったり

 2 補語になったり

 3 目的語になったり

することを言う。

 

なぜかって、名詞とは、そもそも主語になったり、補語になったり、目的語になったりして、いつも「文の主要素」を構成する大事な働きをしているからだ。

 

deskやpenなどの普通の名詞とまったく同じように、to doという不定詞も同じように振る舞うから、これを「名詞と同じ用法だよ」という意味で「名詞用法」と名付けたんだ。

 

そして、大事なことは、最小限の文法用語は覚えておくことだ。

「文法用語なんていらない」という人がいるけど、それは間違いだ。

少なくとも中学生以上の年齢になって、外国語を学ぶ時は、用語があったほうがとても早く上達する。

 

 ーここからは蛇足、というか、いつもの「ぼやき」----

中学生は読まなくてよい。

 

考えてごらんよ。

もし世の中に「犬」という単語が存在しないとしたら、どうやって人にそれを伝える?

「わんわんと鳴く動物」とか「時々、ポチやシロや、太郎って名前をつけられる家で飼う動物で、外で飼うことが多いもの」なんて言うしかないよ。

いちいち、個別の物体を例示して示すしかないんだよ。

 

それを一言で「犬」というグループ名を、すべての犬をまとめてしまう名称があるって便利だよね。

 

同じように、不定詞もこの言葉がなかったら、君は先生に、「僕はあの〜、先週ならったtoのつくやつがよくわからないんですけど、教えてもらえます?」といわなきゃならない。

 

ずばり、「不定詞がわかんない!」と叫べない。

何がわかって、何がわかんないんだかも、「わかんない」。

こういう状態になっていませんか?

 

なりますよね。今の体裁の教科書を使っていたら。

だって、教科書の説明に「不定詞」なんて出てこないんだもの。

すくなくても習っている時にはさ。

あとで、10ページぐらい進んだところで、「ここまで学んだ文法のまとめ」みたいなところで初めて「不定詞」という言葉が出てくるけど、時すでに遅し、だよ。

 

まさか、自分が「不定詞」を学んできたとは思っていないものね。

なんだか、「to+動詞の原形」で「〜すること」と訳す、とは書いてあったものの、それが不定詞だって呼ぶとは教えないことになっているんだもの。

しかも体系立てて教えようとしないから、(文法ぎらいが増えるから、体系的に教えるなということらしい)、次のレッスンでは、「to+動詞の原形」で「〜するために」なんて出てきて、なんじゃこりゃ?ということになりかねしないね。

 

終わり。

 今日は、ファミリーマートにある急速充電器で充電中に車の中で書きました。