先週実施された大学共通テスト「英語」に出てくるすべての重要表現および重要語を抜き出して一覧表にしました。
興味のある人は眺めて下さい。
全部で182個あります。
これを作った理由は、
1 自分のため
自分の普段の教え方が、目的とずれていないかを確認するため。
作って分かったのですが、ずれていませんでした。普段、指摘して暗記するように力説しているポイントがほとんどそのままです。
2 ひとのため
高校1~2年生が、共通テストってこんな語句が出ているのかと、だたいわかってくれればいいと思ったからです。
いかにベタ打ちで掲載します。
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2021年1月 共通テスト(英語)で使用されたイディオムや単語
2021年1月20日 安倍作成
これを作った目的1
共通テストの英語で用いられている熟語と単語のレベルを知ること。すべて知っているかどうか確認して下さい。まだだったら、その語をつぶし、そのレベルの語彙を身に着けて下さい。今年出たから来年でないんじゃないの?という方。認識が間違ってますよ。ここに出てるのは、作題者が使っていいと判断した熟語。だから何度も出てくる。
目的2
普段の授業でこれらの99%をカバーしていることを知り、普段の授業がどれほど大切かを知って、普段の授業に身を入れてほしい。
なお、不思議なことだが、文部科学省の検定教科書を3冊(学年で1冊)読んでも、読めるようになりませんよ。
英検2級レベルの素直な英文で、多様な今日的な話題の評論を山ほど読むこと。山ほどって、だいたい20万語位。よく高校で使う薄い評論文問題集だったら30冊以上。するとほとんどの単語や熟語が網羅できますよ。
目的3
共通テストの英語と言っても、たいしたことがないことを知る。ただし、これで7~8割以上取れないと大学に入れないことも知る。また、55万人の受験生のトップ10%、約5万人位はここに出てくることは、高校1~2年生ですでに知っていて、共通テストだとほぼ満点取れることも知っておく必要がある。つまり、知らないのは自分だけだっていう厳しい現実も知る。
第1問
- save 保管する 他に節約するがある
- just in case 万一の場合に備えて
- at the bottom of ~の底に
- keep up with ~に遅れずについていく
- take part in ~に参加する
- from any country (肯定文で)どんな国からも
- discount 割引
- fee 料金
第2問
- in charge of ~担当
- seem形容詞 ~に思われる
- factとopinionの違い これは知っていないと解答に自信を持てない事項。 factは客観的事実で「今日の気温は5度です。」など。オピニオンは主観意見で「だから、寒いね。」または「暖かいほうだよ。」など。今年の新傾向。
- individual comments individualが形容詞で使われている。あとで名詞でも出てくる。形容詞で「個別の」。名詞で「個人」。
- based on~ ~に基づいて 何回も出てくる
- on behalf of ~を代表して
- one concern 1つの懸念 不安・心配でもよい。
- realise イギリス英語のスペリング ほかにもcentreなどが出てる
- get dark get+形容詞 「~になる」
- a number of たくさんの~
- have nothing to do with ~と関係がない
- less safe あまり安全でない less-leastも出てくる
- due to ~のせいで
第3問
- get there get to場所 ~へ行く get thereそこへ行く
- three times as long as usual as~asの倍数表現 「いつもの3倍長い」
- get lost 迷子になる
- get to do 「~するようになる」。get to名詞「到着する」と混同しない。
- help raise help (to) raise ヘルプはtoがあってもなくてもよい。
- raise funds raiseは「上げる」だが、funds(資金)があると「集める」の意。
- While doing whileやwhenは主語が省略されて動詞がing化する。
- speak to ~に話しかける
- had asked 過去完了形とは、過去よりも前に起きた動作を表す。
- have no choice but to do ~するよりほかに選択肢がない
- passers-by 通行人
- too few of us too とても。fewほとんどない。
- make the most of ~を最大限利用する
- make a difference 違いを生む
第4問
- help her plan help O C 「Oが~するのを手伝う」彼女が計画するのを手伝う
- SV so that SV カンマがないso thatは目的の意味。「~するために」
- the day out outは副詞。「その日、外での」
- be supposed to ~することになっている
- how about ~するのはどうですか。
- Have you heard about ~について聞いたことがありますか。(経験)
- A is on onは副詞。「上演している」
- least busy もっとも忙しくない
- together with ~と共に、~に加えて
- the professor in charge 担当の教授
- carry ~ around ~を連れまわす around(周りを)を押さえる。
- next to ~の隣に
- work out ~を解決する
- place emphasis on ~に強調を置く
- just in case 2回目ですね。「万が一の場合に備えて」
- get around around(周りを)を押さえる。「動き回る」の意。
第5問
- Using an international news report, SV. 下線部を分詞構文と言う。内容は「~しながら~する」と2つの動作が同時に起きていることを表す「付帯状況」という用法。共通テストではこの用法が3回出てくる。
- take part in ~に参加する
- in preparation for ~の準備として
- out of loneliness out of~は「~の中から」が基本義。発展して、「out of感情」だと、「孤独の中から」つまり、「孤独から抜け出すために」。
- spent hours watching スペンド・時間・ing。「~に時間を費やす」
- ask O if SV. if S Vはaskの2個目の目的語になっている。目的語になるのは名詞節という。名詞節のifは「~かどうか」です。「もし~なら」じゃない。
- look after ~の世話をする。
- let that happen 使役動詞のlet。「~させる」
- at last ついに
- she wasn’t sure if SV. sureは「~を確信している」。「~かどうかはっきりわからなかった」
- no longer 時間を伴った否定語。「もはや~でない」
- pay close attention to ~に高い関心を払う
- nor had she expected 語順転倒を起こすnor(また~でない)。she had expectedなのだけれど、norが入るとまるで疑問文のような語順になる。
- turn around 振り向く ここでもaroundは「周りに」「ぐるっと」
- on command 命令で
- despite ~にもかかわらず =in spite ofよりも堅い語 譲歩の前置詞。
- how to do ~の仕方
- might never have learned mightにひるむことないよ。mayと考えればよい。つまり、may not have learnedなら見たことあるでしょ。「過去の推測」ですよ。「~だったかも知れない」の否定版。つまり、「知らなかったかもしれない。」mightはいつも言っているように程度が下がるだけ。だから、「ひょっとして~を知らなかったかも知れない」の意味。
- the very best名詞 「とても」じゃなくて、最上級の前につくと「まさに」の意味。「まさに一番の~」
- show off 見せびらかす このあたりは4500語レベルの単語集に掲載。
- at first 何度も出てくる熟語。あとで変化することを言うための道具。「最初は~だが、~」となる。
- a bit ちょっと
- much bigger 何度も言うけど形容詞の原級はvery(とても)で強調するが、比較級はveryはダメ。FESM(はるかに)で強調する。far, even, still, muchの4つを暗記。後ろの方でfarが出てくるよ。
- most people 大部分の人々 冠詞類がない時はmost。冠詞類がある時はmost of~。意味は同じ。most of the people 「そこにいた人々の多くは」
- get too close ゲット+形容詞=「~になる」つまり、「近づく」。tooは強調(とても) close to~ ~に近づく だからここは「~にすごく近づく」
- his real nature 彼の本当の性格 natureは「性格・性質」
- used to do 以前は~したものだ
- on a lead リードにつないで (犬をつなぐヒモのことをリードと言う)
- , so that カンマ付きのso thatは、結果。「A、その結果B」
- get used to名詞 「~に慣れる」。3つ上の熟語と混同しない。
- that’s why SV 省略しないで書くとthat is the reason why SV. 「それが、~が~する理由です。」
- mind people 動詞のmindは「気にかける」
- in particular 特に
- be close to ~に近づく
- a growing number of a number of(たくさんの~)にgrowing(増加している)を入れたもの。日本語化しにくい表現。「たくさん~がいて、今それが増えている」位の意味だが「たくさんの」でも「~が増えている」でも
- stay overnight ひとばん泊まるの意味。 夜通し起きている、じゃないよ。
- wake up 目が覚める get upは「起き上がる」の意味
- be careful not to ~しないように気を付ける
- get lonely 「ゲット形容詞」は「なる」だよ。だから「孤独になる」「さびしくなる」
- be away from ~から離れている
- other than 2つで1個の前置詞 「~を除いて」の意味。=except for~
- by himself ひとりで、自分の力で
- an increasing number of これも単に「たくさんの~」か「~が増えている」でよい。無理に「増えつつあるたくさんの~」は日本語として不適。
- so famous that いわゆる「程度のso that構文」。「大変~なので~だ」
第6問
- present 動詞のプリゼント。アクセントはゼ。意味はここでは「口頭発表する」。
- a wide variety of 非常に多様な~
- around the world 世界中
- with a hockey stick with人は「一緒に」。withモノは「~を使って」「~で」。道具のwith。
- engage in ~に参加する
- SV sending the puck into the air. sending以下は分詞構文の付帯状況。「~しながら」
- can be 何度も出てくる可能性のcan。「~ということは可能性としてはありうる」。簡単に言うと「~になることがある」。能力の「~できる」ではない。見分け方は、can+動作動詞で「できる」。can+beで「ありうる」。
- make it easy for A to do 形式主語構文。itはfor A to doを指す。
- fall down 簡単な熟語だけど意識して覚えないといつまでもわからないまま。「倒れる」
- bump into ~にぶつかる
- S V resulting in a variety of injuries. 分詞構文の付帯状況の順序型。「SVする。そして様々な怪我を起こす。」
分詞構文の付帯状況には同時型と順序型がある。同時型とは「BしながらAする」という同時に2つの動作が起きていることを表す。しかも訳は戻りながら訳す。順序型とは「Aしました。そして次にBしました。」とAとBが順序よく起きていることを表す。訳は戻らず順序よく訳し下していく。
見分け方は、「同時型で訳すとおかしいものだけが順序型。あとはほとんどが同時型で訳す。」と覚える。
My father eats breakfast reading a newspaper. 同時型(新聞読みながら食べる)
My father eats breakfast brushing his teeth. 順序型(食べてから、次に歯を磨く)
- A result in B. AはBという結果になる。
- in an attempt to do ~しようと試みて
- A such as BとA, such as Bは違う。 前者は戻って訳すこと。「BのようなA」。後者は区切って訳すこと。意味は「A。例えばBのような」。後者はfor exampleと同義。
- over the years これも授業で何度も指摘してきた。こんな簡単な語なのに、日本語では何に当たる?というと答えられない。over(~にわたって)。years(sがつくと何年間)。「何年間にも渡って」
- despite ~にもかかわらず =in spite of
- concussions 脳震盪 知らなくても英文中で説明があるから大丈夫。ちなみに単語集4500語レベルでも掲載していない。医学用語集ならある。けど、知らなくてもよい。動揺しないこと。単語は4500語レベルで大丈夫。4500語と言っても4500個新しく覚えるわけじゃないからね。半分以下の1800語ぐらいしか載っていない。1800個で人生が拓くんだ。がんばって覚えてしまおう。
- the way it functions 関係副詞のthe way how S V. 「SがVする方法」。the wayかhowのどちらかを必ず省略する。どっちが残っても「方法」と訳すこと。
- either A or B 選択の接続詞。AまたはB。
- can cause ここも可能性のcan(ありうる)。cause(引き起こす)は動作動詞だがcanを「できる」とは訳さない。悪いことを「できる」とは言わないからだ。「~を引き起こすことができる」はおかしい。だから、もう1つの可能性「~を引き起こすことがある」がよい。
- in less serious cases 「あまりひどくないケースでは」 lessは「より~でない」という比較を表すが読解では単なる否定「~でない」でいいと思う。理由は面倒だから。
- in addition to ~に加えて
- tend to worry about 2つとも熟語。「心配する」と「傾向がある」
- in spite of 譲歩の前置詞。「~にもかかわらず」 =despite
- in other words 換言すれば
- while 対比の接続詞while。「~する一方で、~する」
- get hurt 状態の受動態 be hurt(怪我をしている)をgetを使って動作の受動態にしたもの。「怪我をする」
- it has been found that SV. 形式主語構文。「これまでずっと~ということが徐々にわかってきた」
- can have serious effects 重大な影響を及ぼすことがある
- last 動詞のlast(~が続く)
- with a history of concussion 「脳震盪の歴史を持つ」→「脳震盪の病歴を持つ」
- moreover 発音はモローバー。意味は、「(前の内容に)加えて」
- suffer from ~で苦しむ
- depression (病気の)うつ 知っておくべき単語。
- develop +病気 「病気になる」「病気にかかる」 developは普段は「~を発展させる」または「~が発展する」 だが、ここでは自分で訳を調整しよう。
- disorders 不調、病気
- consist of ~なる(構成される)
- deal with 対処する
- in addition 加えて
- A , such as B A、例えばBのような。
- fines 名詞「罰金」 形容詞fineは「素晴らしい」
- deliberately =on purpose 故意に、わざと
- with access to access は「接近」訳が多いが、ここでは「~を利用して」
- at first, 何度も出てくる変化を示す副詞。「はじめは~だが、」
- spotter 監視役 4500語レベルを超える単語。でも知らなくてもわかるようになっている。
- is not allowed to do ~することは許されていない
- make much progress 大いに進歩する
- 比例の接続詞as 「~するにつれて」多義語のasには要注意。asしか持ちえない訳を2つ押さえる。①比例「~するにつれて」②様態「~するように」。あとは③理由「~なので」④時「~するときに」は他の接続詞にもある意味。
- take further measures さらなる対策をとる measureは「計測」じゃなく「対策」 far(遠い・さらに)には2つの比較変化がある。程度(さらに)はfurtherに変化。
- might lead to lead to名詞は「~に至る」「~になる」。 mightは何度も言うように形こそ過去形にみえるけど、この場合は過去のことは言っていない。may(かもしれない)の程度が下がるだけだから「ひょっとして」をつければよい。
mayかもしれない mightひょっとして~かもしれない
canありうる couldひょっとして~はありうるだろう
willだろう wouldおそらく~だろう
評論文を読む時は、断定できないことが多いから、このように話者の確信度合を表す助動詞を多用する。このことはいろんな人(予備校講師)も言っている。
- nutrition 栄養
- sweeteners 甘味料 知らなくてもよい単語。sweet+en(動詞を作る)+er(人や動作主と作る)+s(複数形)。よって、「甘くするもの」と推測がつく。それを日本語で何て言うかは常識の範囲。
- most of us 代名詞の時もmostを直接つけられない。私達の大部分
- in fact 実際
- think of ~のことを考える ofをつけると「考えをめぐらす」の意。
- sugar cane さとうきび caneは基本単語。もっとも評論文を読んでいると出てくる用語。たくさん評論を読もう。かしこくなるよ。
- sugar beet plants サトウダイコン。これもビーツが地理などで出てくる用語。
- extract A from B BからAを抽出する
- be easy to do ~しやすい 反対のbe difficult to doも覚えておく。
- fructose corn syrup フルクトース コーン シロップ 知らなくてよい。
- A refer to B AはBのことを示す
- be derived from ~に由来する
- more than / half of/ A 後ろから丁寧に。「A/の半分/以上」
- have negative effects on ~に悪い影響を持つ
- including~ これは前置詞です。動詞にingをつけたんじゃないです。「~を含む」
- substitute for ~の代用品 この辺も栄養や食物関連の評論読めば何度か出会う単語です。
- consequently 結果として
- mostly たいていの~
- Not all LCSs すべてのLCSが~というわけではない。部分否定。
- can be hard to do ~しにくいことがある。やはりcanは「ある」ですね。
- far sweeter farは基本が形容詞「遠い」ですが、比較級の前では「はるかに」となります。同じ仲間にeven, still, muchがいますので、まとめて「比較級はFESMで強調」と覚えましょう。
- even more intense 言っていたらすぐに出ましたね。比較級を強めるevenです。「はるかにもっと強力です」
- When choosing sweeteners, 時間の接続詞は主語を省略して動詞をing化する。でも意味は変わらない。「甘味料を選ぶ時には」
- it is important to do 形式主語構文
- result in 結果として~になる
- dish 皿じゃなくて料理
- could lead to A ひょうとしてAに至ることがある canは「ある」
- those who~ ~する人々 ちょっと文語調の表現。
- apart from ~ ~を別にすれば
- some research 「some+単数名詞」は「いくつかの~」じゃなくて「ある~」。ここでは「ある研究によれば」の意味。
- A suspected of B Bが疑われているA
- affect A Aに影響する 名詞の影響はeffect
- the elderly 年配者、お年寄り、高齢者 the形容詞は「~な人々」
- xylitol and sorbitol キシリトールとソルビトール 知らなくてよい。注もないけどね。
- whether to do ~すべきかどうか
- nonetheless 重要な文副詞 「それにもかかわらず」
- weigh 動詞では「~の重さがある」「~の重さをはかる」だが、目的語がoptions(いろんな選択肢)なので、ここでは「よく考える」という発展的意味。だが、「~の重さを計る」だけ知っていても意味は分かる。
以上です。