中二英語 サンシャイン2 プログラム3 パート3
接続詞thatの登場
2021年2月1日 安倍
■ここで学ぶ文法事項 「接続詞のthat(ザット)」
■接続詞は等位と従属の2つがある
接続詞とは、何かと何かをつなぐ単語のことです。
例えば、誰でも知っているandなどはその例です。
例) Tom and Mary トムとメアリー
つなぎ方によって、2つの種類があります。
①等位接続詞 つながれる2つのものが独立している。(「とおい」と読みます)
②従属接続詞 つながれる2つのものに親子関係があり、親になるのものは、子供を内部に宿している。(「じゅうぞく」と読みます)
①の等位接続詞とは、and(~と~)のようなものです。
(Tom) and (Mary) トムとメアリー
(I saw a cat) and (the cat ran away).
僕は猫を見た。そしたら、猫は逃げってった。
この場合、トムとメアリーはお互いに独立しています。
また、「僕は猫を見た」と「猫は逃げて行った」も
どちらかがどちらかに依存しているわけではありません。
お互い独立していて、「位が等しい」という意味で、「等位」と呼びます。
②の従属接続詞とは、一方が一方に依存している関係を言います。
主たる文を主節(文法では文のことを節と呼ぶ)と呼び、
中に入る文を従属節と言います。
主節と従属節は、従属接続詞でつながなければなりません。
例えば、
「わたしはそれは素晴らしいと思います。」を英文にする時、
ア 「わたしは~と思う。」 I think ~
イ 「それは素晴らしい。」 It is wonderful.
アとイをつなぐ必要があります。
その時に、that(~ということ)をイの文頭につけてあげると、
that it is wonderful それが素晴らしい「ということ」
となり、I thinkの後ろに入ることができます。
つけずに、無理やりくっつけることはできません。
I think (that it is wonderful).
それはすばらしい+と私は考える。
英語の場合、文と文をつなげるためには、接続詞が必要です。
そして、つなげたい文の文頭に接続詞をつけてあげることが必要です。
that以下の文は「that文」と言わずに「that節」と呼びます。
なお、このthatは「あれ」とか「あの~」という意味はありません。それは次の時です。
that 「あれ」の意味の時 代名詞と呼びます。 thisやhe, sheなどの仲間です。
that 「あの~」の意味の時 that dog(あの犬) dogを修飾しています。
that 「~ということ」の意味の時 接続詞のthatと呼びます。
接続詞のthatの後ろには平叙文が来ます。肯定文でも否定文でもOKですが、否定文の時は注意が必要です。
そして疑問文はダメです。
例)
肯定文
I think that this dog is cute. この犬はかわいいと思う。
疑問文(ダメ)
I think that whose dog is this. これは誰の犬ですかと思う。
■that節の否定文はI don’t thinkにする
that節の中を否定文にしたいときは、否定文を作るためのnotを文頭のthinkに持っていきます。
(ダメ)
I think that this cat isn’t cute. この猫はかわいくないと思う。
(よい)
I don’t think that this cat is cute. この猫はかわいいとは思わない。
■that節のthatは省略できる
接続詞のthatは省略しても言いたいことがわかるので、省略してよいです。
というか、口語では長く話すのは嫌われるので、むしろ積極的にthatを省略します。
I think (that) she is a student.
彼女は学生だと思う。
しかし、省略されても、そこに昔はthatがあったので、thatがあったところで、息継ぎのポーズを入れます。
つまり、読み方は、
I think // she is a student.
のような感覚で読みます。
すると、聞いている人がよくわかります。
これを、
I think she // is a student.
と変なところで切ると、わかりにくくなってしまいます。
日本語でも同じですね。
「彼女は・学生だと・思う。」
絶対とは言いませんが、黒丸あたりで区切ります。
これを
「彼女は学・生だと思・う。」
と変なところで息継ぎすると、わかりにくくなります。
■that節をとりやすい動詞
思考の動詞 think, know, believe, understand, hopeなど
伝達の動詞 say(言う)やtell(伝える)など。
I know she is a student.
彼女が学生だと僕は知っているよ。
■どっちが「主節」でどっちが「従属節」?
これをご覧ください。
(I think (that he is a teacher)).
このように、I thinkがthat以下を「中に含んでいます」
中に含まれるものを、従属節と呼び、何かを従えるものを主節と呼びます。
この場合、主節はI thinkであり、従属節はthat he is a teacherの部分です。
お母さんが、赤ちゃんをおなかに入れているイメージできますか?
この場合、お母さんが「主節」で、おなかの赤ちゃんが「従属節」です。
赤ちゃんは、お母さんの栄養に「従属」(=頼っている)していますね。
逆に、二人の大人が手をつないでいるイメージできますか?
二人は、お互いに大人なので、独立しています。
たまたま手をつないでいるだけです。
こういうイメージが「等位接続詞」のイメージです。
例)
(I read the book) and (I cried).
わたしはその本を読んで、泣いた。
■パート3の重要語句を解説します。
接続詞のthat 「~ということ」
■前置詞atは狭い
at the station 前置詞atは狭い場所に使う「~で」
at 8 o’clock 前置詞atは狭い時刻に使う「~に」
■tooには2つあるから要注意
too early 「あまりにも早く」 too形容詞は「あまりにも~」です。
それに対して、文尾に来るtooは「~も」です。
I think so too. 「私もそう思う。」
■thenも基本は2つある
①thenが文頭にある時は、順序を表す「次に」「そして」の意味です。
②thenが文尾にある時は、時間を表す「その時に」の意味です。
ただし、thenが文尾にあり、カンマで区切ってある時は、③応答の「それじゃあ」の意味です。
ここは③です。
be late 「遅刻する」の意味
why don’t we~?
「~するのはどうですか」→「~しましょう」の意味。
plan 名詞「計画」ではなく、動詞「計画する」です。
own オウン 「~自身の」 our own plan 私達自身の計画
charity event 慈善行事
get+名詞
後ろが名詞だと「~を得る」です。
後ろが形容詞だと「~になる」です。
get dark暗くなる get sick 病気になる
some money
someに注意。
数えられるものにつく時は「いくつかの~」。
some dolls いくつかの人形たち
数えられない「お金」や「水」や「愛情」など一定の形を持たないか、抽象的概念につく時は、「~を少し」という意味。
Give me some water.
すこしお水を頂戴。
send A to B 「AをBへ送る」
also オーソーみたいに発音します。
「また~する」という付加的意味。ここでは「本やCDを売れる」に対して、「また古着を持ってこれる」と動詞2つを足しています。
足し算だってことを忘れないように。英検2級以上の読解で重要になってきます。
例)
What do you like to eat? 何食べたい?
I like to eat sushi. お寿司食べたい。
Also, I like yakiniku. また焼肉も食べたい。
(お寿司+焼肉)
bringブリング 「~を持ってくる」
clothesクロウズ 衣服 clothクロウス 布
「布が集まって服ができる」と覚えよう。
That’s right. それは正しい
should 義務の助動詞 「~すべき」後ろは常に動詞は原形に。
just 「単に」(「本当に」という意味もある)
throw away 二つくっついて「~を捨てる」
throw them away 「それらを捨てる」の意。
代名詞が目的語の時はthrow awayで挟み込むこと。
これを「代名詞はサンドイッチの法則」と言います。
(私が命名した法則です。笑)
what else
2つで1つの疑問詞。「ほかに何を」の意味。
whatはdoの目的語の意味だから、「何が」ではなく、「何を」と「を」をちゃんとつけること。
■依頼の助動詞Will you~?(~してくれませんか)
人に何かすることを依頼するときは「~してくれませんか」と言いますが、英語ではWill you~?と言います。
丁寧にplease(どうか)をつけてもいいです。
Will you open the window?
あなた、窓を開けてもらえませんか?
Will you come with me?
あなた、僕と一緒に来てもらえませんか?
■自分が人に何かしてあげたい時
「(私が)~しましょうか?」はShall I ~?と言います。
発音はシャライです。
Shall I open the window?
(私が)窓を開けましょうか?
■自分たちが何かをしようと提案する時
「(私達)~しませんか?」は、Shall we~?と言います。
発音はシャーウィーです。
Shall we go for a walk?
(私達)散歩に行きませんか?
(私達)踊りませんか?
※Shall I~?とShall we~?を区別しましょう。
終わりです。