中2英語教科書 サンシャイン2 プロクラム7 パート3 授与動詞の導入
2021年2月28日 安倍
■ここで学ぶ文法のポイント
「授与動詞(じゅよどうし)」という特殊な動詞の1群がある。
授与動詞は、後ろに「人+モノ」の語順をとる。
つまり、「授与動詞+人+モノ」の語順
この順序を変えてはダメだ。
どれか1つを欠いてもダメだ。
授与動詞とは、人にモノをあげる動詞で、代表選手はgive(与える)である。
しかし、「あげる動詞」はgiveだけじゃなくて、次の動詞もあげる動詞だ。
buy+人+モノ 人にモノを買ってあげる
tell+人+モノ 話してあげる
send+人+モノ 送ってあげる
show+人+モノ 見せてあげる
※文法用語では、これを「第四文型」と言ったりする。ただし、この第1とか第4とかは、誰かが勝手に決めたもので、何か必然性があるものではないよ。
※また文法用語では、これを「SVOO」と言ったりする。Sとは主語、Vとは動詞、Oとは目的語という意味だ。目的語を2つ取る動詞と言える。
教科書71ページの例文
I will give her a present. 僕は彼女にプレゼントを送るよ。
My uncle bought me a book. おじさんは僕に本をくれた。
My grandfather often tells me interesting stories. 祖父は僕によく面白い話を教えてくれる。
Let’s send her a birthday card. 彼女に誕生日カードを送ろうぜ。
I’ll show you some pictures. 僕はあなたに何枚か写真を送るよ。
■授与動詞の訳し方
「主語+授与動詞+人(〜に)+モノ(〜を)」は、人やモノがわかるように「〜に」「〜を」という助詞をつけて訳すこと。英語には方向を示す助詞がない。けれども、語順(単語を置く場所)で、助詞を示している。
だから、語順を助詞に変換してあげないと変な訳になったちゃうよ。
(助詞抜かした例)
I will give her a present. 僕、彼女、プレゼント、送るよ。
なんとなくわかるけど、今ひとつはっきりしないね。
ちゃんと、主語の助詞(〜は)、贈られる人の助詞(〜に)、贈り物の助詞(〜を)をつけてね。
間違ったところにつけちゃいけないよ。たとえば、
僕(に)、彼女(は)、プレゼント(を)、送るよ。
これは文としては正しくても、完全に意味が変わってしまうよね。
日本語は助詞があるから、語順が適当でも意味が通じる。
でも、英語は助詞がないので、語順で文中の役割を示している。
このことを忘れないように。
では、最後に訳の練習をしておわりにします。
(教科書の例)
どれが人で、どれがモノかわかるかな?
Ms. Brown will give me some pictures.
My father bought me a camera.
Mom, tell me a story, then I’ll go to bed.
I will send her a letter tomorrow.
Could you show me the map?
My sister gave me a dictionary.
(本文からの例)
マハートマの例文です。
I can give all the street children food, clothes, medicine, and love.
We must give the earth a future.
おわり