中2 サンシャイン2 プログラム6の号外 不定詞の導入

中2 サンシャイン2 プログラム6の号外 不定詞の導入

 

2021年2月13日(土) 安倍

 

今日は最初に、プログラム6のパート1から3までに学習する不定詞(ふていし)というものについて、できるだけわかりやすく解説したいと思います。

 

不定詞の名前について

 英語の動詞は、主語の影響を受けます。それがいつ起きたのか時間を示すため三単現のsがついたり、過去形になったりします。

よって、今まで学習した動詞を実は「定形動詞」と呼んだりします。(覚えなくていいですよ)

 

 ところが、主語の影響を受けないため、形が定まらない動詞があります。これを不定詞(ふていし)と呼ぶことにしました。こっちは覚えてください。

 漢文で習ったと思いますが、「不」「定」のところを「返り読み」します。

「さだまらず」となります。

 

余談ですが、盛岡の古い地名は「不来方(こずかた)」です。やはり「来」「不」の順に返り読みしています。不来方では、人が来ないということになるので、地名を「盛岡」という勢いのある名前に変更したそうです。

 

不定詞が存在する理由 文を豊かにするため

 前にも言いましたが、英語の文では定形動詞は1回しか使ってはいけません。だから、なにかを表現するときに、「〜は〜しました。」みたいになるわけですが、これでは複雑なことはいえません。

 

例)He went to Canada last year.

   彼は去年、カナダに行った。

 

彼は何をしにいったのでしょうか?気になるところでありますね。

それを別の文で表現してもいいのですが、長くなりますね。

 

例) He went to Canada last year.

    彼は去年、カナダに行った。

 

     He wanted to study music there.

  彼はそこで音楽を勉強したかった。

 

 これを1つの文で表現できませんかね。

でも、時制を表す(定形)動詞は1回しか使えませんよ。

 

そこで登場したのが、不定詞です。

時制を表現しない条件と形を変える条件の2つを守れば1つの文の中で使えるようになりますね。

 

例)He went to Canada last year to study music.

 

 下線部が不定詞と呼ばれるものです。この文にはwentとstudyの2つの動詞がありますが、時制をっ表現しているのはwentだけで、studyは時制を表現していません。そして定形動詞でない証拠にtoをつけています。

 

不定詞の形

 いま説明したように、不定詞は普通の動詞と区別するために原則的に次の形を持っています。

 

 to+動詞の原形

 

 実は、不定詞にはtoがつかない形もあるので、toがついたものをわざわざ「to不定詞」と呼んだりしますが、中学生の皆さんは、不定詞といえばto不定詞だけ学ぶので、当面は「to不定詞」のことを略して、「不定詞」と呼んでOKです。

 

不定詞の訳は3つもある

 今までの文法事項は1つの形に1つの訳で十分でしたね。つまり、1つの形に1つの訳を当てはめればよかった。だから、覚えることはとてもかんたんでした。

 

例)現在進行形の形 「be+ doing」

  現在進行形の訳「〜しているところだ」

 

例)受動態の形 「be+done」

  受動態の訳「〜される」

 

ところが、不定詞は形が「to+動詞の原形」でも、訳は3つあります。

訳が3つあることで、学習上の障害となっています。

 

実は、英文法の中で形が1つなのに、訳が3つもあるのは、「不定詞」と「現在完了形」だけです。

だから、この2つさえ押さえてしまえば、楽勝ということになります。

がんばってください。

できるだけかんたんに説明しますから。

とりえあず、どんどん読んでいってください。

(暗記の仕方は、最後に1行でまとめます!)

 

不定詞の訳は場所で決める

 訳が3つもあるというとびびりますが、あなた方が勝手にその場の思いつきで決める訳ではなく、厳密に訳の決め方があるのです。だから、そのパターンさえ理解してしまえば、実は簡単です。

 

■その前に用語の整理 不定詞と不定詞句

 

例)To play soccer is fun.

 

用語の整理をしましょう。

下線部の中のto playが不定詞と呼ばれるものです。

 

不定詞は、playという動詞をもとにして作っているのですが、結果的に動詞以外の他の役割を果たすようになります。

 

動詞の性質としては、目的語を取ったりすることです。上の文で言えばsocceerがplayの目的語になっています。

 

で、言いたいことは、to playだけでなく、to play soccerで1つの意味のまとまりなのですよ。

よって、今後は不定詞と言ったら、to playだけでなく、まとまりとしてのto play soccer全体を指すことにします。

 

厳密に言うと、to playのことを不定詞、to play soccerのことを不定詞句と呼ぶのですが、私達は文法学者になるために、英語を学んでいるのではないので、厳密さよりも、呼びやすさを優先しましょう。

 

不定詞=to不定詞=不定詞句

みんな同じこと

 

【今後、不定詞と言ったらto doで始まるフレーズ全体を指すことにする。】

 

不定詞の訳の決め方(その1)

 (はじめに断っておきますが、「その3」まで続きます。がんばれ、中学生)

 

不定詞が、その文の中でなくてはならないものだったら、その時は「〜すること」と訳します。

 

なくてはならないもの、とは?

 

例1)To play soccer is fun.

 

上の文で下線部を指で押さえて隠してごらんなさい。

 

is fun.しか残らないので、もう文と呼べません。

ということは、この場合、下線部の不定詞は「なくてはならないもの」だったわけです。

 

次の文をごらんなさい。

 

例2) He went to Canada to study music.

 

上の文で下線部を隠してみると、残りは

He went to Canada.となります。

これは完全に正しい文ですね。

 

すると、同じ不定詞でも、不定詞の部分の果たす役割が違うことがわかります。

 

1 絶対に必要な場合

2 なくてもよい場合

 

ここまでわかりますね。

 

英文を構成する要素を分類すると、

 

1 絶対に必要な要素 => 名詞と動詞

2 なくてもよい要素 => 修飾語

 となります。

 

別の言い方をすると、

「英文とは、名詞と動詞が基本骨格を作り、あとは必要に応じて修飾語を加えている」

とも言っても同じことです。

 

たとえて言えば、

名詞と動詞が骨と筋肉であり、修飾語は洋服みたいなものだ。

となるでしょうか。

 

さて、いよいよ不定詞の訳を決めていきます。

 

例1)To play soccer is fun.

 

英文でなくてはならないものは、「名詞と動詞」です。

じゃあ、下線部は名詞でしょうか?動詞でしょうか?

すでに動詞として、isがあります。

 

定義上、動詞とは時制(現在、過去、未来)を表すものを言います。

だから、下線部は「動詞ではない」ことがわかります。

 

じゃあ、なんでしょう?

もう「名詞と動詞」から「動詞」を引けば、「名詞」が残ります。

そう、下線部は「名詞と同じ働きをしている」といえます。

 

名詞とは、普通は物体のことを指します。

普通の名詞 pen, desk, house, soccer, basketballなど

 

こう拡大解釈するのです。

下線部のTo play soccerは名詞とまったく同じ働きをしている。

 

考え方を広げて、「名詞と同じ働き」という意味で「名詞用法」と名付けよう、

となったのです。

 

結論

to 不定詞が英文でなくてはならない位置にあったら、名詞用法と呼ぶ。

名詞用法の不定詞の日本語訳は「〜すること」と「こと」をつける。

「こと」をつけることで、もともと動詞だったのに名詞らしくなる。

 

例1)To play soccer is fun.

 

「サッカーをする」+「こと」は、楽しい。

 

名詞は、例1のように主語になるだけじゃないんです。

動詞の後ろに来てもいいです。

動詞の後ろに来た場合、名詞が目的語の位置に入ったと言います。

 

I want an apple.

僕はりんごが欲しい。

 

この場合、りんごが目的語です。

wantは、定義上うしろに必ず目的語「〜を」を必要とする動詞です。

だから、空っぽにしてはいけません。

 

I want. これはダメです。

 

ただし、目的語の位置には、名詞なら何がきてもかまいません。

そう、拡大解釈して不定詞を入れてもいいのです。

 

I want to play soccer.

僕は+「サッカーをプレーすること」+を欲する。

欲するなんて、誰もいいませんね。

簡単に言うと、「僕はサッカーをプレーしたい」

もっと簡単に言うと、「僕はサッカーをしたい」

となります。

 

なりますが、to不定詞の名詞用法は「こと」と訳すのが基本であることを覚えておいてください。

 

like(〜が好き)も、名詞をとります。

拡大解釈して不定詞の名詞用法でもいいです。

 

ただの名詞 I like an orange. 僕はみかんが好き。

名詞用法 I like to play soccer.

  「僕はサッカーをプレーすることが好きだ。」

  =「サッカーをプレーするのが好きだ。」

 

 まとめ

別の言い方をして理解を深めたいと思います。

 

to do(to不定詞の別の表現)が主語や目的語の位置にあったら、それは「〜すること」と訳さなきゃいけない。名詞用法だから。

 

こう言ってもいいです。

名詞用法の不定詞は、「〜すること」と訳す。

 

こう言っても同じことです。

不定詞を見つけた場合、それが名詞用法(主語や目的語になっていたら)なら、「〜すること」と「こと」をつける。

 

名詞用法の説明はここまでです。

 

不定詞の訳の決め方(その2)

 

不定詞には、次の2つがあることになりましたね。

 

文の主要素(主語、目的語)になっている場合

=名詞用法

=日本語訳「〜すること」

 

では、もう1つの修飾語の場合はなんと訳すのでしょうか?

 

その前に、修飾語とは何なのかを整理します。

修飾は何を修飾するかで2つに分けます。

 

  • a happy man

   幸せな男

  • He sings a song happily.

   彼は幸せそうに歌を歌った。

 

例1のhappyは名詞manを修飾します。

名詞を修飾するものを形容詞といいます。

 

形容詞の例

happy, tall, small, big, white, など

 

例2のhappilyは動詞singを修飾しています。

動詞を修飾するものを、副詞と言います。

 

副詞の例

1語の副詞 happily, now, yesterday, tomorrow, など

2語以上の副詞 in the morning, at night, under the tableなど

 

では不定詞を見ていきましょう。

I have some friends.

僕には数人の友達がいる。

 

どんな友達でしょうか。遊び仲間、勉強仲間、それとも部活の仲間?

friendを不定詞で修飾したいと思います。

 

英語では、形容詞が1語なら名詞の前に置き、2語以上なら後ろに置くと言う絶対的なルールがあります。

 

例)

1語は前におけ  I have a full basket.

            私は満杯のかごを持っている。

 

2語以上なら後ろにおけ   I have a basket full of flowers.

             私は花でいっぱいのかごを持っている。

 

よって、不定詞も名詞を修飾するなら(つまり形容詞と同じ用法ならってこと)、後ろに置きます。

 

例) I have some friends to play with.

 

不定詞が名詞を修飾する場合も形容詞と同じ働きしているので、「形容詞用法」と言います。

形容詞用法の不定詞は「訳しません」。

えっ?ってなるかも知れませんが、ただくっつけるだけで修飾できますから、特に日本語を挟まないとうことです。

 

I have some friends.

僕には友達がいる。

 

I have some friends to play with.

僕には「一緒に遊ぶ」+「友達」がいる。

 

よく確認してください。何か日本語が挟んでありますか?

ないですよね。

そう、形容詞用法はただくっつけるだけで、修飾できます。

 

【まとめ】

不定詞が名詞の後ろにあって、その名詞を修飾していたら、形容詞用法と呼ぶ。

例) 名詞+to do

 

形容詞用法のto不定詞は一般に訳さない。

訳さないで名詞の前にただ入れるだけでよい。

 

friends to talk with

一緒に話す+ともだち

 

something to eat

食べる+なにか -> なにか食べるもの

 

housework to do today

今日やる+宿題

 

dishes to wash now

今洗う+皿 -> 今洗わなきゃいけない皿

 

letters to write now

今書く+手紙

 

a lot of thigs to learn

学ぶ+たくさんのこと -> たくさんの学ぶべきこと

 

不定詞の意味の決め方(その3)

 (これで最後です)

 

先ほど修飾には2つのやり方があることを言いました。

 1 形容詞 名詞を修飾する単語のこと

 2 副詞 動詞を修飾するする単語のこと

 

それで、不定詞の形容詞用法については、すでに説明しました。

 

それでは、最後の用法について説明します。

それは、不定詞が文の後ろの置かれている場合、副詞用法と言います。

副詞用法とはどんな位置に置かれ、どんな訳になるのでしょうか?

 

例1)He went to Canada.

   彼はカナダに行った。

 

まったく正しい文ですね。

この正しい文の文尾に不定詞をつけてみます。

 

例2)He went to Canada to study music.

 

すると、下線部の不定詞はあとから足したものなので、

あってもなくてもよい修飾語です。

 

それでは直前のカナダを修飾するのでしょうか?

「音楽を勉強するカナダ」となり、意味が変です。

(カナダって人が音楽を勉強することになりますよ。)

したがって、形容詞用法ではありません。

 

修飾語は2つしかないので、あとは副詞と同じ働きかどうか調べればいいわけです。

 

副詞とは動詞を修飾しますから、おそらくwent「行った」を修飾しなければなりません。

 

「音楽を勉強する」+「ために」+「行った」とすれば、つながります。

 

いきなりやっちゃいましたが、ここでのポイントは「ために」と入れないと動詞を修飾できません。

 

この「〜するために」という目的を表す意味が副詞用法の意味です。

置かれる場所は、文の後ろに置かれます。

 

まとめ

不定詞のうち、文尾に置かれるものを副詞用法と言う。

副詞用法は「目的」の意味なので、日本語にするときには、「〜するために」をつける。

 

例)

I went to Osaka to see my uncle.

 僕は+おじさんに会うために+大阪に行った。

 

文尾に置かれています。

大阪を修飾していないようです。

だって、「おじさんに会う大阪」というのも変です。

 

では、動詞wentを修飾するのでしょうか?

副詞用法に切り替えてみます。

「おじさんに会う」+「ために」+「大阪に行った」

 

いいですね。

 

【総まとめ】

to doというtoに動詞の原形をつけた形を「to不定詞」または、略して「不定詞」と言う。

不定詞には3つの大事な意味がある。

3つのどの意味になるかは、「置かれた位置」で決まる。

別の言い方をすると、パターンで決まる。ってことです。

あなたが、いちいち考え込む必要はないのです。

 

1 名詞用法

不定詞が主語や目的語になっていたら

=動詞の前か後ろになっていたら

名詞用法と呼ぶ

日本語訳には「こと」をつける

 

To play basketball is fun.

「バスケットをする」+「こと」+「は」+「楽しい」。

※主語なので、主語のしるしの「は」を入れました。

 

2 形容詞用法

不定詞が名詞のあとに置かれて、その名詞を修飾していたら

形容詞用法と呼ぶ

日本語訳は、原則なにもつけずにただ後ろから足せばよい

 

homework to do today

「今日する」+「宿題」

 

3 文の後ろに置かれていたら

(しかも直前の名詞を修飾していない場合)

副詞用法と呼び、かなり前の方にある動詞を修飾する

日本語訳にするときは、目的の意味が出るように「〜するために」と「ため」をつける

 

He went to India to study music.

彼は+音楽を勉強するために+インドに行った。

※このように「ために」のフレーズは動詞よりも最初に訳します。

 

以上です。

 

おまけ

【もっともシンプルな覚え方】

一行で覚えたい人は、

不定詞は、名形副。「こと・する・ため」」と暗記してくださいな。

 

つけたし。

今、学んだ不定詞の三用法は基本ですが、他に特別な用法があります。

特別と言ってもたいしたことありません。

もう決まりきっているから、熟語と言ってもよいでしょう。

 

それは、「感情語+to不定詞」です。

感情を表す語の後ろに不定詞がついていたら、

それは「その感情の原因となった動作を表すので、『〜して』と訳します。」

 

感情語とは、次のようなものです。

 

うれしい happy, glad, pleased

悲しい sorry

むかつく mad, crazy, angry

興奮する be excited

 

これにto不定詞を足しますと、

 

Tom was happy to see his girlfriend.

トムは+「ガールフレンドに会えて」+嬉しい。

 

Tom got angry to see the picture.

トムは+「その写真を見て」+怒った。

 

 

このように、どうしてそのような感情になったか、という原因となる動作を示します。

よって、「〜して」と訳します。

 

この「感情の原因を表す不定詞」は、一応、副詞用法の仲間に入れられています。

といのも、なくてもよいからです。つまり修飾語だからです。

しかも前にある名詞を修飾してるわけでもない。

だから、副詞用法といえば、「目的」と決まっているところに、無理やり入れました。

だめねえ、文法学者さんたち。

これじゃ、生徒さんが迷うじゃない。(笑(

 

入れられていますが、「〜して」と訳す状況は、はっきりしているので、わざわざ「副詞用法」と覚えなくてもいいでしょう。と文法学者よりも偉い安倍は言い切ります。(笑)

 

むしろ、「感情の後ろのtoは、その原因だから『〜して』だ。」とおぼえておくと便利です。

 

小さなまとめ

特別ルール [感情語+to do] 

その場合のtoはちっちゃいけれども「〜して」と原因らしく訳す。

 

ほんとうに、これでto不定詞を終わります。

 お疲れ様でした。

 

 

 

中二英語 サンシャイン2 プログラム5 パート2の号外 時制の特別ルール

中二英語 サンシャイン2 プログラム5 パート2

号外 :時制の特別ルール

「時や条件の接続詞の中では、たとえ未来のことでも、動詞は現在形を使う」

 

2021年2月12日 安倍

 

■ここで学ぶこと

接続詞when(~する時)やif(もし~ならば)の中では、未来のことでも現在形で表す、という例外を学ぶ。

 

■従属接続詞の種類(復習)

 接続詞は、独立しているか、従属しているかで2つにわけるんでしたよね。

接続詞 --> ①等位接続詞   

        二つ並んでいるものandやbutなど。

     --> ②従属接続詞

 

さらに、②の従属接続詞は、文の主要素になるか、ただの飾りかで2つにわけるんでしたよね。

 

②従属接続詞       

②の1 主語や目的語を作る = (名詞節といいます)

    前のレッスンで学んだ that節(~ということ)

       

②の2 修飾する節を作る (=副詞節といいます) 

    <数が多いので意味で分類する>  

  ア 時に分類 when節(~する時に)

  イ 条件に分類 if節(もし~するならば)

        ウ 理由に分類 because節(~なので)

           (以下、省略)

 

■上の「②の2 修飾する節(副詞節と呼びます)」にも、実は2つのグループがある。

 

1つ目は、上のアとイ。

つまり、時や条件の接続詞の中では、「たとえ未来のことでも、現在形で表す」という特別ルールがあります。(あとで説明します)

 

2つ目は、上のウ。

つまり理由の接続詞です。この中の文に例外ルールは適用されません。だから、すなおに、現在のことは現在形で、未来のことは未来形で、過去のことは過去形で、述べてよいのです。

今、理由の接続詞だけをあげましたが、他にも接続詞があるので、特別ルールに従う接続詞の方が少数派です。

 

■実例で確認します。

 

現在の事実は、あたりまえですが現在形で表します。

It rains every day.

 (毎日、雨が降ります)

 

未来の語句があれば、あたりまえですが、未来のことなので、動詞を未来形にします。

It will rain tomorrow.

 (明日は雨が降るでしょう)

 

では、この文を接続詞の中に入れてみましょう。

(ある場合に、化学変化が起きますよ。煙が出るかも。笑)

 

1つ目は、名詞節の接続詞、that節です。

 

that節には、特別ルールは無関係ですから、未来のことは動詞を未来形にします。   

I think that it will rain tomorrow.

明日は雨だと思うよ。

 

2つ目は、理由の接続詞です。

 

やはり、特別ルールとは関係がないので、素直に時間通りに書きます。

Let’s go shopping because it will rain tomorrow.

明日は雨なので、買い物に行こう。

 

では、特別ルールの出番です。

If節で起きます。

 

次のIf節は未来の語句(tomorrow)がありますが、「あえて」現在形で書きます。

 

ですが、その特別ルールはIf節の中だけにあてはまるので、主節ではちゃんと未来のことは未来形で書きます。

 

 If it rains tomorrow, we will go shopping at the Ion Super Center.

もし明日、雨が降れば、イオンスーパーセンターに買い物に行こう。

 

※ifの中はtomorrowがあってもwill rainと未来形にしません。

 

どうですか?

この異常さに、驚いて欲しいと思います。

 

では、次にWhen節(~するときに)も、特別ルールが当てはまるのでみてみましょう。

 

When he is back in the afternoon, I will call you.

彼が午後に戻ってきたとき、あなたに電話をします。

 

※when節の中は、未来の午後のことでも、未来形にせず現在形isを使っています。

 

一方、残りの文(主節と言います)では、未来のことなので、ちゃんと未来形で書いています。

 

【まとめ】時や条件の接続詞の特別ルール

時や条件の節の中では、たとえ未来のことでも現在形を使う。

 

時の節とは。

when(~するとき)

as soon as(~するとすぐに)

after(~したあとに)

before(~する前に)

until(~するまでに)

 

条件の節とは。

if(もし~ならば)

 

■どうしてこんなことがwhenとifだけで起きるのか?

 ただむやみに暗記するよりも、どうして「理由」などの他の接続詞には起きないのに、時や条件の接続詞の中だけでそうした特別現象が起きるのか不思議に思いませんか?

 

それはこういう理由があるからです。

 

時(~する時)や条件(もし~すれば)という概念は、話し手の頭の中で「起きるかどうかはっきりしない未来形」ではなく、「ある程度、実際に起きると仮定して話しているため」です。

 

「もし明日雨が降れば」は、話し手の頭の中では実際にそれが起きると仮定して話す必要があるから、不確かな未来形よりも現在形が似合いします。

 

それを無理やり未来形にすると「もし明日雨が降るでしょう(でも降らないかも知れないけれど)そんな場合には、~です。」と言えば、ちょっと無責任というか、優柔不断と言うか、何なんでしょうと思いませんか。「はっきりしろ!こらー!」と言いたくなりますよね。(笑)

 

■本当にそうかどうか、言語の発展を調べてみると。

 

実際に調べてみると、when節やif節の中は、大昔の人はちゃんと未来形shallを使って言っていたそうです。

 

大昔: 

未来のことはちゃんと動詞は未来の助動詞shallを使っていた。

 

しかし、使っているうちに「時」と「条件」は不確かな未来を使わないほうがいいとみんなが思うようになって徐々に「省略」されるようになりました。

 つまり、動詞の原形を使うような中間形が存在していました。

 

中間形: 

みんなの口癖で未来形shallは大げさなので省略することにした。

その結果、「(shall)+動詞の原形」に移行した。

 

だんだん使っているうちに、みんなが「原形」という意識を忘れて、主語がHeやSheの時は「三単現のSをつけないとおかしんじゃね。」ということになりました。でもこれって、やりすぎです。(笑)

 

現在の姿: 

If 主語 + 現在形の動詞 , ~.

 

動詞の原形だったという意識は薄れて、三単現Sがつく「普通の動詞」の動詞と認識されるようになりました。

もう、こうなると、原形ではなく、ただの現在形ですね。

 

こうした人々の意識が、言葉を作り上げていきました。

理由なく、この特別ルールがあるのではなく、みんなが

言葉は、長い年月をかけて変化していくんですね。

 

終わり。

 

――――――――――

これちゃんと教科書で扱っていますよ。

「なぜ」の部分は書いていないですけど。

教科書60ページ。

「英語のしくみ 3」で小さく扱っています。

 

でも、これって、高校になると厳しくトレーニング積むし、知ってて当然のこととされるのです。

高校入試にも出ますしね。

 

 だから、異文化理解はやっていいと思うんですけど、その時間があったら英語の時間は徹底して言語学習に焦点をあてて欲しいといのが私の意見です。

 理解できないまま、授業が進行して「出来の悪い生徒」が多数発生するんじゃないかと危惧しています。特に部活が忙しくて塾に行けない生徒。または、経済的な理由で塾に行かせられないご家庭を心配しています。

 本当は、最初から出来の悪い生徒なんていなんです。教え方が悪いんですよ。また、現場の先生方のせいでもないんです。先生方も時間があって、部活指導がなければ、必死にプリント作って補修してくれると思うんですけどね。何かを変えないと、いけない日本の教育事情。

 中学って45分の授業が週に3回しかないんですよ。これで会話中心の授業にしたら、どうしても間に合いません。

 では。

 

 

 

                       

                 

中2英語教科書サンシャイン2 プログラム5 パート3 従属接続詞ifの導入

中2 サンシャイン2 プログラム5 パート3 従属接続詞ifの導入

 

2021年2月11日(木) 安倍

  • 重要語句から解説します。

any plans 「いくつかの計画」疑問文ではsomeはanyに交替する

if  条件の接続詞「もし〜ならば」

it’s sunny  天気を言うときは主語はいつもitで「天気は」と訳す。

go cycling  go doingで「〜しにいく」 go fishing等多数あり

with my brother 「with 人」は同伴の意味「〜と一緒に」

heard 発音注意「ハード」です。ヒアードは間違い。hearの過去形。

bought 発音注意「ボート」です。ボウトは間違い。ghは読まない。

a new bike 自転車のことを米国人はbikeと称します。

why don’t you? 「なぜ〜しないの」→「〜してはどう」へ発展

answer  意味重要「電話に出る」です。

at home  熟語です。「在宅している」「家にいる」という意味。

hurry  動詞「急ぐ」

festival 名詞「お祭り」

in fall  熟語「秋に」 他にin autumnもあります。

go there  要注意。thereは「そこに」という副詞だからto「〜へ」は不要。

toが必要なのは、「go to 名詞」の時だけ。

there「そこに」にはすでにtoの意味が入っている。

  その証拠にgo to thereと言ったら、「そこに+に+行く」となり変。  

a tall man  背の高い男

in a Gulliver costume 前置詞が重要。着用のinで「〜を着て」の意味。

costumeは「衣装」

the whole town 「その街全体」wholeは「全部の」という形容詞

 

you can visit 

youが大事。この文全体は、観光パンフなので、実際に目の前にいる「あなた」に呼びかけている訳じゃない。こういう「一般に人は誰でも」のようなyouを「一般人のyou」と呼び、大事なことは「訳さないこと」。じゃあどうすんの?となるのですが「〜を訪れることができますよ」とやればよい。繰り返しますよ。一般人のyouは、訳さない!です。

 

the first Western-style lighthouse

「(日本で)一番最初の西洋式の灯台

 

firstは「一番最初の」という意味。だから1つだけなのでかならずtheがつく。

 

Westernは、もともと固有名詞West「西洋」からつくられた形容詞の形。

固有名詞とは、人名や地名など、世界にたった1つしかないもの。

だから、「大文字で始める」ということが大事。

福沢諭吉はFukuzawa Yukichi と書くのはなぜ?

固有名詞だから。

日本をJapanを書くのはなぜ?

固有名詞だから。

 

-style  「〜式の」という意味。ハイフンでつなげる。

 

lighthouse   light「光る」+house「家・建物」=「灯台

アクセントは前にある。ラが強い。

一般に合成語は、前にアクセントを置くよ。

 

観音崎灯台は、日本で一番最初に作られた西洋式灯台がある。それだけ明治政府にとって重要な場所だった。なお、近くに防衛大学校がある。

 

too  文尾にある時は「〜も」と同様を示す意味。

形容詞の前に置くと、「余りにも」と程度を示す意味。 too late「遅すぎ」

 

in the distance 熟語。distanceは「距離」の意味。「ある距離に」→「遠くに」

 

should  義務の助動詞「〜すべき」 人に勧める時によく使う。

命令の意味はない。どちらかと言うと勧誘や忠告などやさしい意味。

 

go and see  「go and 動詞」は「〜しに行く」の意味。「見に行く」

 

the Snow Festival

どうして雪と祭りが大文字で始まっているの?小文字じゃだめなの?

ここでクイズ。大文字で始まるのは「○○名詞」だから。

○○名詞とは、世界に1つしかないもの。

だから、ここで大文字で書いたのは、どこかの雪まつりじゃなくて、あの有名な「札幌の雪まつり」だから。

もし、これが「雪まつりとは雪国で多く見られる祭りです。」みたいに、たくさんある雪まつりなら、小文字で書くべき。

 

statue(s) 発音が「スタチュー(ズ)」。意味は「銅像・像」

snow statues 雪像たち

 

sight(s) ghは読むな。iは「アイ」と発音。だから「サイト・サイツ」で「光景」

at night 熟語。 「夜に」 朝や夕方はinなのにね。in the morning 午前中

Yoshinogari Historical Park 吉野ケ里歴史公園

history「歴史」の語尾にcalをつけて、形容詞を作った。「歴史的」の意味。

you are at the park 

be動詞の次に「場所」が来たら「〜にいる」の意味。「〜ある」じゃないよ。

learn about  

learnは「学ぶ」という意味。「〜を学ぶ」という時は、直接に名詞を置けない。

だから、「〜について」という意味のaboutが必要。

you can also play 

also「〜もまた」が重要。これ中学生わかりにくい単語。

「あなたも」とyouにかかるのか、「演奏することも」とplayにかかるのか迷うところ。

この場合はyouじゃなくて、playにかかると判断する。

理由は、前の文が「学ぶことができる」といっているので、それに付け足した形だから。

「学ぶことができる」つけたして「また、演奏することもできる」となる。

alsoが出たら要注意。少し立ち止まって、何が「また」なのか考えよう。

 

musical instrument

musicにcalを足して、musicalという形容詞を作った。「音楽的な」

instrumentは「器具」が基本的意味。

「音楽的な器具」→「楽器」

 

you’ll  ユール you willの短縮形。

 

以上です。

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今朝は、マイナス3度ぐらいでしたね。

朝6時から日産店でリーフを充電させながら、車の助手席で書きました。

 

中二英語 サンシャイン2 プログラム5 パート2 重要語句解説

中二英語 サンシャイン2 プログラム5 パート2 

従属接続詞whenの導入

 

2021年2月10日 安倍

 

■ここで学ぶこと

従属接続詞の種類

従属接続詞の働き

代表的な従属接続詞whenの使い方

 

■従属接続詞の種類

文を文をつなぐ働きをするものを接続詞と言います。

 

接続詞には等位と従属の2つがあります。

 

■等位接続詞

等位接続詞とは、お互いが独立したまま並列で並んでいます。

英語では、and, but, or, soの4つだけです。

 

1 You and me

2 It’s sunny today, so we go to the beach.

 

1は名詞と名詞を接続しています。

2は文と文を接続しています。

どちらも、互いに独立しています。

 

従属接続詞とは、主節の中に従属節が入っているものです。

ちょうど、お母さんのおなかの中に、赤ちゃんが入っているような状態です。

この場合、お母さんが主節、赤ちゃんが従属節です。

赤ちゃんは、お母さんの栄養に頼って(=従属)しています。

お母さんは、赤ちゃんの栄養に頼ってはいません。

 

■接続するものは大きさで3つに分ける

さきほども例で示しましたが、つなぎ合わせるものは、お互いに同じサイズのものでなければなりません。

 

サイズは小さい順に

名詞 book, desk, penなど

句  in the park, at the station, at six o’clock, with youなど

節(文のこと) I am a student.  You are a teacher.

となります。

 

主語と動詞を含まないものを句といい、

主語と動詞を含むものを節といいます。

 

英文法では、文のことを節(せつ)と呼びます。

 

さて、andをつかって名詞と文をつないではいけません。

andを使うなら、名詞と名詞、句と句、文と文をつながなければなりません。

 

■従属接続詞の働き

接続詞は、等位接続詞と従属接続詞に分かれることはお話しました。

次に、従属接続詞にも2つの種類があることを話します。

 

従属接続詞で始まる文のことを従属節と言います。

 

例) He think that she is a student.

   彼女は学生だと、彼は考えている。

 

上の例だと、

 下線部が引かれた部分=従属節

 接続詞that=従属接続詞

 下線部がない部分=主節

と呼びます。

 

例) When she was a student, she was on the tennis team.

      彼女が学生の時、彼女はテニス部に所属していた。

 

この例でも同じです。

 下線部=従属節

 when=接続詞

 下線部のないところ=主節

 

このように、文法用語を使うと、指し示す部分とはっきりと間違いなく指すことができるので便利です。

一方、学習者にとっては、はじめは戸惑うことがあるでしょう。

でも、慣れてくれば「そうとして呼べない」「その用語がなかったら、その部分を誰かに示すことはできない」と気づくでしょう。

 

このように名前や用語は、抽象的な概念を指すのにとても便利です。名前がなかったら、呼びようがないですから。

 

話を戻します。

従属節には2種類あるということを話します。

 

1つは、絶対になくてはならない、文の主要部になっている場合です。

もう1つは、その従属節がなくてもよい、つまり、修飾の働きをしている場合です。

 

例1) He think that she is a student.

      彼女は学生だと、彼は考えている。

例2) When she was a student, she was on the tennis team.

        彼女が学生の時、彼女はテニス部に所属していた。

 

例1を見て下さい。下線部をカットしたら、残りの文はダメになってしまいます。意味をなさなくなります。

例2を見て下さい。下線部をカットしても、残りの文はダメになりません。下線部は修飾する働きをしているからです。

 

それでこの2つに短い呼び名が必要です。

いちいち「下線部をカットしたら・・・」なんて言っていられませんから。

 

例1のように従属節が文の主要素になっている場合を「名詞節」と呼びます。

例2のように従属節が、なくなってもいいようなケースは、修飾している場合です。しかも、何を修飾するかと言えば、「彼女が学生の時に」→「所属していた」と、動詞を修飾しています。

 

動詞を修飾するものは何であれ、副詞と呼びますから、単なる副詞と区別して、(中に主語と動詞を含む節という意味で)、副詞節と呼びます。

 

例)下線部はどれも動詞を修飾する副詞です。ただサイズが違うだけです。

She sang a song happily

 副詞「楽しそうに」→「歌った」

She sang a song happily on the stage.

 副詞句「舞台の上で」→「歌った」

She sang a song happily on the stage when she was a student.

 副詞節「彼女が学生の時に」→「歌った」

 

■まとめ

従属節を作るのは、従属接続詞。

従属接続詞には、主要素か修飾かで2つに分かれる。

1 主要素(文の主語や目的語になる)になる場合 → 名詞節を作る接続詞 

2 修飾節を作る場合 → 副詞節を作る接続詞、または、従属接続詞と呼びます。

 

■代表的な従属接続詞whenの使い方

whenを「いつ?」の意味で使うと接続詞とは呼びません。疑問詞と言います。

whenが後ろに主語と動詞を取ると、「~する時」という意味で、接続詞と言います。

もっと細かく種類を足して言えば、「従属節を作る接続詞」とか「副詞節を作る接続詞」と言います。

 

例) When she was a student, she was on the tennis team.

 

■置く場所はどちらでもOK

従属節を前に置いても後ろに置いても意味は変わりません。

 

When she was a student, she was on the tennis team.

②She was on the tennis team when she was a student.

 

ただし、①のように前に置くと、文の切れ目が見えなくなるおそれがあるので、カンマを置きます。

②のように後ろに置いた場合は、whenが目印になるので、カンマを置く必要はありません。

 

■従属接続詞の種類

名詞節を導く接続詞 that(~ということ) 1個だけ

副詞節を導く接続詞 when(~する時)など多数

 

副詞節を導く接続詞は、数が多いので、「意味」で分類することが多いのです。

今、暗記する必要はありませんが、接続詞というものが全体でどうなっているのかを押さえておくと知識に整理がついて便利だと思います。

複雑なものは、部分から理解すると同時に、「全体の中で、ここがどうなっているのか」を理解すると便利です。

 

副詞節を接続詞の意味で分類した場合

 時の接続詞 when(~する時)など6個位

 条件の接続詞 if(もし~すれば)など3個位

 理由の接続詞 because(~なので)など3個位

 譲歩の接続詞 though(~だけれども)など2個位

 目的の接続詞 so that (~するために)など2個位

 程度の接続詞 so~that (大変~なので)など3個位

 結果の接続詞 , so that (~、その結果~)など2個位

 

このように、副詞節を導く接続詞は数が非常に多いのでやっかいです。

次のパート3では、すぐに「条件の接続詞」が出てきます。

理由の接続詞は、前のプログラムですでにこっそりと出ています。

中学生は、3年までにすべての種類の接続詞を1つまたはあ3つ程度、学ぶことになります。

高校にいくと、全部、もれなく勉強します。

だから、しつこいくらいに、言葉や用語にこだわって説明してきました。

いま、理解しきれなくても、「なんだか接続詞は用法や意味で細かく分類されているようだ」ぐらい知ってもらえれば、私としてはしあわせでありますよ。さらに「意味用法ごとにまとめて覚えると楽だ、と安倍という人が言っていると知っていただければなと思います。

 

では、教科書で出てくるwhenで始まる節(when節とも呼ぶ)をすべて書き出してみます。

すべて訳せればOKとしましょう。

 

本文例

When you called me, I was sleeping in bed.

 

訳せない人もいるので、方法を教えます。

まず、接続詞の中の文を丁寧に訳します。

「あなたが私に電話した」

 

次に接続詞を後ろに足します。

「あなたが私に電話した」+「とき」

 

次に主節を訳します。

「あなたが私に電話した」+「とき」+「私はベッドで寝ていた」

 

日本語でも、文と文の間に接続詞が入るのが見えますか。

英語では文の初めの方にありますが、最初に接続詞を訳してはダメですよ。

×「とき」+「あなたが私に電話した」+「私はベッドで寝ていた」

 

では、残りの文をどうぞ。

What are you doing when your father came home?

When he came home, I was doing my homework.

What do you usually do when you’re free.

 free「ひまな」

When I’m free, I usually read books.

When he stayed in Japan, he visited “Nagasac.”

Nagasac長崎と思われる地名

 

■パート2の重要語

I called you  callはSVOでは「電話する」

SVOOと目的語が2個ならんだら、「~を・・・と呼ぶ」です。

around six   aroundは、場所だと「~の周りに」時間だと「~頃」

Sorry.    I’m sorry.の略。ごめんなさい。

Oh, were you?  youの後ろを丸ごと省略した形。

sleep  「眠る」

sick  「病気の」

I was just tired.  justはこの場合「ただ~だけ」。

on his way back to~ 「~へ戻る途中で」

このon his way back to~は、副詞句と言います。

主節の動詞を修飾していますよ。

 

Nangasacナンガサック 長崎らしい地名

Xamoschiザモウスキ 観音崎らしい地名

Where are they? このareは存在の意味「~ある」

 「それらはどこにあるの?」

Some people think (that) they’re ~.

  「それらは~だと考えている人もいる」

 

以上です。

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何にも背景知識なくて、この「ナンガサック」だの「ザモウスキ」がなんで「長崎」や「観音崎」と言えるのかね?教科書には何も解説ないから、私が解説します。

 

有名なマルコ・ポーロをご存じですか?

イタリア人のマルコの父や伯父さんは、ヨーロッパと中国を往復して貿易をしていました。

それでマルコも父や伯父さんたちと当時の中国皇帝に仕えていました。

そこで「だれも見たことのない黄金の国ジパング」のうわさを聞きつけます。

なんでも、zipangジパング)という国は、屋根も柱もすべて黄金で出来ているという話です。

おそらく、岩手県平泉町にある「中尊寺金色堂」ではないかと推測されています。

金色堂は、1124年建立。

ジパングは、「日本国」の中国語読み、「日=ジツ」、「本=ホン」、「国=コク」のなまったもの。

ジッポンコク = ジパング

 

事情があって、マルコはイタリア(ベネチア)に戻ります。

当時、ベネチアは戦争状態で、マルコは志願兵になり戦いに参戦しますが、捕虜になり牢屋に入れられます。

その牢屋で、毎晩自分が体験した24年間のシルクロードや東アジアの話をしたら大うけで、牢屋にいた別の人が出版し本にしました。

その本こそ、名著「東方見聞録」(イル・ミリオーネ)です。

東方見聞録は、ヨーロッパ(中心は教皇のいるイタリアあたり)で多いに流行し、ベストセラーになりました。

これが1298年頃のこと。

 

東方見聞録ははじめてヨーロッパ世界に、中国や極東アジアの情報をもたらしました。

ヨーロッパじゅうの人は大興奮しました。

誰も知らないシルクロードの果てに、さらに海を渡ると文明国があり、そこは金がワンサカ採れる。

しかも、紅いサンゴなど、大変貴重なものをたくさんとれるらしいと。

このころは、まだ「地球は丸い」とは信じられておりません。

また、南北アメリカ大陸がこの世に存在するとも、誰も思っておりません。

世界地図と言えば、エルサレムやローマを中心とした世界だけが「この世のすべて」と思われていたので、東方見聞録の情報は、ヨーロッパ人を刺激しました。

 

また、マルコ・ポーロは中国から、羅針盤の原形となる「方位磁石」を持って帰ります。

その後、羅針盤も発明され、船はいよいよ大航海時代に入ることに。

 

みなさん、クリストファー・コロンブスを知っていますか?

そう、大航海時代の主人公の一人です。

彼はアメリカ大陸を発見しました。

実は、大西洋を出て、南北アメリカ大陸なんてあるとおもっていないので、そのまま左に進み、運がよければ直接ジパングに到達すると思っていたのです。

 

コロンブスのあたまの中

スペイン→大西洋→(南北アメリカ大陸)→太平洋→ジパング

 

これが1492年の話です。

 

アメリカ大陸発見とはしかし、失礼な話です。

すでに原住民が住んでいたので、「発見」とは西洋人だけの見方です。

原住民(インディアン)にとってみれば、迷惑千万な話です。

だって、自分ら住んでいるのに、勝手に「発見」なんて。

自分たちが人間と思われていないことを後から知るのです。

(実際、インディアンは、その後、大虐殺にあったり、奴隷としてスペインに連れて行かれました)

 

けど、彼はアメリカ大陸を捜しに行ったわけじゃ無くて、インドに行きたかったのです。

インドには当時、貴重だった香辛料があると思われていたのでした。

また、インドから中国へ行き、最終的にはジパングで黄金を捜そうを思って旅に出たのでした。

 

実は、コロンブスの愛読書は、マルコ・ポーロの「東方見聞録」で繰り返し繰り返し読み、本はボロボロになるほどでした。また、黄金の国にはとりわけ興味を惹かれており、その部分には印がつけられていました。

 

さて、コロンブスアメリカ大陸を発見してから200年後。

だいぶ、東洋の島国ジパングもヨーロッパに知られるようになりました。

当然、イギリス人やアイルランド人の間でも、日本のことが話題になっています。

 

ガリバー旅行記を書いたのは、アイルランドジョナサン・スウィフトという作家。1726年に初版発行。

ガリバーが小人国(身長が普通の人の1/12しかない)「第一篇 リリパット渡航記」の話。

ガリバーが大きい訳じゃなくて、そこの国の人がこびと国。

日本が出てくるのは、「第三篇 ラピュータ、バルニバービ、ラグナグ、グラブダブドリッブおよび日本への渡航記」の部分。ガリバーがラグナグ国から日本へ行こうするが、途中で島国グラブダブドリッブに寄る。いずれにしても1709年に日本のザモウスキに着き、皇帝(徳川将軍)に会う。そして「踏み絵だけは許して下さい。」とお願いし、ナンガサック(長崎)まで護送され、そこでオランダ船に乗ってイギリスに帰る、という話。

 

神奈川県では、このガリバー旅行記に出てくるザモウスキが「観音崎」であるという町おこしが行われているという。発音ではなくスペリングが似ているからというのが理由。

 

Kannonsaki 

KをXに書き間違う。

nnを続けて書くと、mになる。

Xamoschi

 

ちなみに、観音崎という地名は、741年に行基がこの地に観音堂を建立したことによる。

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これだけの話を、英語の授業時間(およそ40分間)にスライドを見せながら、やれたら素晴らしいね。

でも、時間がないからすっ飛ばしてしまうか、調子に乗ってガリバーや天空の島ラピュタの話に凝ってしまうと肝心の英語がおろそかになりそう。

 

次のパート3では、現在の横須賀市観音崎でのガリバーのお祭りが出てくる。

 

背景知識の盛りすぎではないでしょうか?

さらにパート3では、他に札幌の雪まつり佐賀県の吉野ケ里遺跡なども出てきて、言語としての英語よりも、異文化理解に時間を取ってしまうのでは?と思いました。

 

私が大学院時代に、英語で書かれたラテン語教本を使って、ラテン語学習した時は、教本に「バルバスのあたまは大きい」とか、それこそラテン語文法だけに集中できるように、簡単な英作文しかありませんでしたよ。当時、日本語で書かれたラテン語教本は極めて少数しかありませんでした。しかも高価。

 

脱線しましたが、今回は従属接続詞の話でした。

終わり。

 

 

中二英語 サンシャイン2 プログラム5 

パート1 there構文の導入

 

2021年2月9日 安倍

 

■ここで学ぶこと

there構文(ゼア構文)、別名、「存在構文」

 

「~が・・・にあります。」という存在を表すには、英語では独自の構文を使います。

 

■基本語順は 「There is主語+場所」です。

これで「「主語」が「場所」にある。」ということを意味します。

 

■注意事項

この場合のThereに「そこに」という副詞の意味はありません。

 

■必ず後ろに場所をつけます。

場所がなければ使ってはいけません。

英語で場所は、普通は前置詞を使って表します。

例えば、次のように長くなります。

 机の上に    on the table

 この本の中に    in this book

 テーブルの下に  under the table

 ソファーの上に   on the sofa

 私達の町には   in our town

 

また場所が一語であることもあります。

 There are some chairs there.

文尾のthereは「そこに」という意味があります。

文頭のthereは、存在構文のthereなので、意味がありません。

 

■後ろの主語に合わせてbe動詞を選ぶ

もっとも大事なことは、主語が単数か複数かでthere is(are)~を使いわけます。

 There is 単数名詞+場所   (~に・・・がある)

 There are 複数名詞+場所   (~に・・・がある)

訳は変わりません。

 

例)

 There is a apple on the desk.

 There are three apples on the desk.

 

■日本語訳に注意。いつも後ろから。

もう一度、訳の確認をします。

日本語にするときは、後ろの場所から訳します。

こんな風に。

 There are / three apples / on the desk.

 あります 3つのリンゴが 机の上に

=「机の上に / 3つのリンゴが / あります」

 

■教科書で扱うthere構文の確認

全部、日本語にしてみてください。

 1 There is / a good restaurant / near here.

 2 There are / two girls / under the tree.

 3 There are / many other interesting stories / in this book.

 4 There’s / a story about a flying island.

 

4の例文について解説します。

There is(ゼアリズ)の短縮形はThere’s(ゼアズ)です。

There are(ゼアラー)の短縮形は、普通使いません。

 

■There構文の疑問文

There構文は、be動詞を使っているので、be動詞を前に出して疑問文を作ります。

答えは、thereで答えます。

 

Is there a cat on the sofa?

ソファーの上にネコがいますか?

 

Yes, there is.

はい、います。

No, there isn’t.

いいえ、いません。

 

■There構文の否定文

There構文は、be動詞を使っているので、be動詞にnotをつけて否定文を作ります。

 

There is not a cat on the sofa.

ソファーの上に、猫はいません。

 

■There構文の過去形

There構文は、be動詞を使っているので、be動詞を過去形にして、過去形を作ります。

 

There was a large audience at the concert.

演奏会にはたくさんの聴衆がいた。

 

■パート1の進出語句

noon  ヌーン  正午

almostオーモスト ほとんど

restaurant  発音はレストラント。似ているけど違うので注意。

near~  ~の近くに 発音はニア。

 

■Shall we ~?の話

人を誘って一緒に「~をしませんか」と誘うときは、

  Shall we +動詞の原形?

をつかいます。

ほぼ、Let’s+動詞の原形と同義です。

 

Shall we go there?

そこに行きませんか?

 

答え方ですが、「はい」は簡単です。

Yes, let’s.

はい、そうしましょう。

 

「いいえ」の時は、難しいです。(笑)

No.(ダメよ)とは答えません。

そんなに率直に言ったら人間関係にひびが入ります。

 

それで、I’m sorry.かSorry.と言います。

どちらも「ごめんなさい。」という意味です。

そして、理由を付け加えます。

 

Shall we go out for lunch.

お昼食べに外に行かない?

Sorry. I have a lot of work to do.

ごめん、片付けなきゃいけない仕事を抱えてるんだ。

 

Gulliver 巨人ガリバーのことですが、発音は「ガレバー」に近いです。

sausage(s)  ソーセージのことですが、発音は「ソースィッジ」です。

  の部分は、「オー」になります。

  複数形の語尾は、イズになります。ソースィッジィズ。

 

travel(s) 動詞で「旅行する」の意味。sはズと発音する。語尾のl音は「半母音」と言って母音の仲間だから。母音はすべて有声音。「有声音なら有声音」というルールを忘れずに。

tomato  発音注意。トメイトウで、ma(メイ)が強い。

meatball(s)  発音はミートボーオ。本当は「オ」じゃなくて、エルの発音ですが、表記できないので「オ」で代表記。

複数形のsはズと発音します。理由を考えてごらん。

terrible  テリボォ 「ひどい」

Why are / those people / doing that? なぜこういう語順になるか?自分で説明できる?

 

■Becauseは特殊という話

Why~?(なぜ~?)に対して、「Because主語+動詞」 (~だから)で答えてよいです。

また、Becauseがなくても「主語+動詞」だけでも、理由の答えだとわかります。

※文頭につけて単独で使える接続詞はwhy?に対するbecauseだけです。

他の接続詞は、文と文をつないでいるので、単独でつかってはいけません。

次のパート2で接続詞を学びます。

 

be afraid of~ アフレイド 3語で「~が怖い」という意味です。

Poor Gulliver. プアには「貧乏な」と「かわいそうな」という意味があります。ここではどっちでしょう?

storyストーリィ 話・物語 「複数形はyをiに変えてからesをつける」が原則です。

 

■ing形は2つあるという話

flying  フライイング 動詞flyにingをつけた形です。

ing形には二つの用法があるので注意です。

1 動名詞のing形

2 現在分詞のing形

1は動詞から作った名詞なので「~すること」という意味です。

2は動詞から作った形容詞なので「~している・・・」という意味です。

 

見分け方は、使われ方にあります。

1は、主語や目的語、前置詞の目的語になっています。

2は、名詞の前後にくっついて、その名詞を修飾します。

 

1 Jumping over the fence is easy.

    その塀を跳ぶことは、たやすい。

2 Look at the dog jumping over the fence.

   塀を跳んでいる犬をごらんなさい。

 

この場合のa flying islandは、

名詞に前に置かれて直後の名詞を修飾している

  ↓

現在分詞のing形

  ↓

「~している」と進行形みたいな訳をして修飾する

  ↓

「空を飛んでいる島」

  ↓

「空飛ぶ島」

 

Laputa  発音ラピュータでピューが強い。

island  発音注意「アイランド」と発音し「島」の意味。

sは黙字。(発音しないつづり字)

アイスランドと言わないこと。

アイスランドはIcelandという国名です。

 

horse(s) ホース「馬」複数形は「ホースィズ」

country  発音注意カントリーです。カウントリーと言わないこと。

ouの部分は「ア」です。

似た単語にcounty(カウンティ―、アメリカの郡のこと)があります。

このカウンティ―と間違えやすいです。

there’s  ゼアズ there isのこと。

 

以上です。

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今日の感想は、「最初から短縮形ばかりで、生徒は混乱するだろうな」と思います。

初学者は、短縮させないで学習したほうがシステムを理解しやすいでしょう。

どうも教科書編集者は、文科省の意向を汲んで「実際の会話では短縮した形がほとんどだから」と考えている節があるのですが、

 

「実際に話す」ことと「はじめて学ぶ」ことは違っていいのです。

 

ある体育専門雑誌で「サッカーで止まってパスすることはほとんどないから、走りながらパスをさせるとよい」と真面目に小学校授業でのことを語っているのを見て、驚きました。

 

 何言ってんですか。何事も基本が大事ですよ。

 

高校サッカーで優勝常連校の監督の本を読んだことがありますが、若いころは適当な指導をしていたが、ある著名なコーチに指導してもらうことがあって驚いた体験を次のように述べています。

 

「自分とはパスの指導が全然違っていた。パスをどこで蹴って、相手のどこに出すのか。パスの技術指導のレベルが全然違っていた。」

それから、パスの指導は数センチにこだわることにしたと、自分の指導歴を率直に反省しています。

 

外国語習得も同じです。

「実際に話されていること」。それはサッカーで言えば、試合です。その前にパス練習、シュート練習を徹底して行います。

(実際に話されているというのなら、スラングだのを学べよさそうなものなにね。)

 

短縮形など使用せず、「わかる授業」「生徒が納得のいく授業」を目指すべきではありませんか。

 

文科省主導の机上の空論ではなく、学習者の側に立った方法で授業、徹底して学習者の側にたった授業、を組み立てるべきです。

 

学習者の成績が上がらなければ、どんな方法も間違いです。

これを教育工学では、「学習者検証の原則」と言います。

 

詳しくは、熊本大学のこちらを参照して下さい。

この先生、私の師の一人です。

 

40歳台のころ、教員在職のまま大学院に入り、この方について教育工学を学びました。

https://www.gsis.kumamoto-u.ac.jp/opencourses/pf/3Block/07/07-2_text.html

 

以上です。

中二英語 サンシャイン2 プログラム4 パート2 重要語句解説

中二英語 サンシャイン2 プログラム4 パート2 重要語句解説

 

2021年2月8日 安倍

 

■ここで学ぶこと

語彙の増大です。単語やイディオムを整理していきましょう。

 

■パート2の進出語句

a new point of view  新しい考え方(見方、観点)

point   点 

view   見方、意見、観点

listen to~  ~を聞く(意識的動作なので進行形可)

idea    アイディーア  「考え」

 

■似た語の識別

fan  フェン  うちわ、扇風機、~が好きな人(ファン)

アとエの中間の口の形を作るとできる。 

似ている名詞 fun ファン たのしみ

日本語の「ア」をもうすこしはっきりと「ア」と言うとできる。

 

for twenty years  時間のforは「~の間」

For twenty years?  こだま疑問文(エコークエスチョン)と言う。

そのまま繰り返して、音調を上昇タイプにすること。

 

How? 「どうやって」疑問詞だけでも十分に通じる。

Tell me. 「教えて」tellは本当は後ろに「~に」「~を」と2つの要素をとる動詞。

try  「挑戦する」「試しにやってみる」

 

■ まぎらわしいfirst, fast。

first 

副詞 文頭で使う場合は「まず第一に」と順序を示す。

形容詞 the first~ は形容詞の用法「1番目の~」

発音はファーストだけど、フェーストみたいに、口をあけない「ア」。

 

fast

発音はファストまたは、ファーストで口をあける「ア」

日本語に近い「ア」

意味は、「(速度が)速い」の意味。

ファーストフード「速く食べられる食品」

ファストファッション「回転の速い流行服」

 

halfway ハーフウエイ アクセントは後ろのwayに置く。

  意味は副詞だから、「半分だけ~する」と動詞を修飾する。

  副詞の一番大事な働きは「動詞を修飾する」こと。

gently  ジェントリー 副詞「やさしく(~する)」

the other half  「ほかの半分」→「残りの半分」

other アザー 「他の~」という意味。

another  アナーザー 「もう1つの~」

another ten years  「もう10年」「あと10年」

excellent  エクセレント 「素晴らしい」

forever  フォーエバー 副詞「永遠に~する」

whole   ホウル wは発音しない。だからhole(穴)と同じ発音

   意味は、「全部の~」という意味。

important  インポータント 「重要な」 

   書かせる問題が時々出るが、rを抜かして書く人が多い。

Yes?  「エッ本当?」という強い疑い。文尾を上げること。

Second  文頭にあるので「次に」「2番目に」

get a new point of view 

 「新しい考え方を得てごらん」じゃ訳が堅い。

 「考え方を新しくしてみるんだ」ぐらい意味。

Use your head.  「頭を使うんだ」2重の意味を含む。これがオチ。

I’ll use my head. 

 文中に未来の語句がないので、このwillは「意思のwill」だ。

  だから、「僕は~するよ。」の意味。

  「~するでしょう」じゃないよ。

  だから、「じゃあ、頭を使ってみよう。」という意味。

 

I’m thinking...   thinkは「思う」では進行形不可。

  だけど、「一時的に意思を使って考える」の意味では進行形可能。という小めんどくさい動詞。「オイラは今、考え中、、、」位の意味。

I have no idea.  これはイディオム。

 直訳は「私はアイディアがない」。意訳は「わかんないよ。」

 

■前置詞のlikeの話

like this 

このlikeは前置詞のlikeで「~のように」。

動詞のlikeは「~が好き」の意味。

 

(見分け方)

英文には時間を示す動詞は1回しか使えない。

   ↓

この文にはすでに動詞useがある。

   ↓

だから、likeは動詞じゃない。

   ↓

前置詞のlikeは「~のように」

   ↓

like thisは「このように」「こんな風に」

 

終わり

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中二英語 サンシャイン2 プログラム4 パート1 重要語句解説

中二英語 サンシャイン2 プログラム4 パート1 「英語落語」

 

2021年2月6日 安倍

 

■ここで学ぶこと

語彙の増大です。単語やイディオムを整理していきましょう。

 

■パート1の進出語句

 

Where are you?   areはこの場合、「~にいる」という存在の意味。

Dansan     ダンサンおそらく「旦那さん」のこと。注が欲しいね。

May I help you?  

もとは「私はあなたを助けてもよいですか」だが、発展して「何かご用でしょうか?」という店員がお客さんに使う言葉。

 

■許可の助動詞mayの話

may  助動詞mayはここで初出。発音メイ。

意味は「~してもよい」という許可の助動詞。

You may sing here.  ここで歌っていいよ。

 

疑問文は、mayを前に出して作る。許可を求めるよく使う表現。

May I come in?  入ってもいいですか?

 

否定は不許可の「~してはいけない」でmay notになる。

notを強く発音する。

 

must notとの比較

must notは強い禁止 「(絶対に)してはいけない」

may notは軽い禁止 「してはいけないよ」

日本語訳が変わらないので、混乱のもとになっている。

 

短縮形mayn’tはあるにはあるけど使わない。

You may not swim here. ここで泳いではいけません。

 

 

look at   ~を見る

pillar      柱

nail  くぎ 発音は「ネイル」(ナイルじゃないよ)

stick out   飛び出す

dangerous   デインジャラス  危険な

hammer  ハンマーじゃなくハマーと発音します。金づちのこと。

Go and動詞  「行って~して下さい」の意味

borrow   バローまたはボロー (無料で)~を借りる

neighbor   ネイバー 「近所の人」  ghは読まない黙字

soon スーン 「すぐに」

come back  戻る

I’m back.   戻りましたよ。

get a hammer  金づちを手に入れる 

  get+名詞は「~を手に入れる」

  get+形容詞は、「~になる」

   get sick 「病気になる」

 

sir   サー  男性に対する改まった呼びかけの言葉

Why not?   どうしてしなかったの? 文を略した形

ask   アスク 尋ねる  

  「ask 人 about モノ」で「人にモノについて尋ねる」

   なお、askedは、k(無声音)で終わるからedも無声音/t/。

   つまり、アスクト。asksも同様。無声音でアスクス。

iron    発音注意アイアンです。アイロンではないです。

   「鉄」の意味。

an iron nail   鉄の釘  

bamboo  バンブー 「竹」 アクセントはbooを強く。

answer  アンサー 「答える」 

   母音で終わるから、edは有声音のド。answeredアンサード

   三単現のSはanswers 母音(有声音)で終わるから、

    有声音のズ アンサーズ

Then   文頭のthenは、「次に」という意味です。

   「その時」ではありません。

 

■物質名詞と普通名

iron  

「鉄」は材質を表す名詞なので、「物質名詞」と呼びます。

物質名詞は1つ、2つと数えられません。

文中で使う時は、そのままの形(裸の形)で使えます。

Iron is very hard.  鉄は非常に硬いです。

 

「物質名詞」は、他に「液体」「気体」なども含みます。

 water, air, gasなど。

 

一方、手で握って触れるような「一定の形」を持つものは、普通名詞と言います。

ペンや机や時計です。これらは、英文中で「絶対にそのままの形で使ってはいけません」

必ずaやtheやhisなどをつけたり、複数形にしたりして使います。

The pen is mine.  そのペンは俺のだよ。  Pen is mineはダメです。

 

It’ll   発音イトオ it willの短縮形。

damage  ダミッジと発音。ダメージではないです。 

  「~に損害を与える」「~をいためる」

so stingy  スティンジー 「けちな」 soは強調語「とても~」

well   ウェオ 「ええっと」考えている時に発する言葉。

all right  オーライ 「いいですよ」「大丈夫ですよ」「結構ですよ」

just   ジャス 「ただ(~するだけ)」 

own  オウン  「自身の」 所有を強調する 

my own hammer   私自身の金づち

 

以上です。

落語のオチ、わかりましたか?

ほんとうにケチな旦那さんですね。(笑)

 

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助動詞mayをここで出すのかね~。重要なのにね。

しっかり、will, can, may, mustと並べて、「体系的に」教えたほうが、わかりやすいと思うんだが。